神奈川県立元石川高等学校
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神奈川県立元石川高等学校(かながわけんりつ もといしかわこうとうがっこう)は、神奈川県横浜市青葉区元石川町にある全日制普通科の県立高等学校。略称は元高(もとこう)あるいは元石(もといし)。進学指導に力を入れている。
沿革
- 1984年1月 創立。設置準備や初年度入試は荏田高校内で実施。
- 1984年4月 第一期生入学。第一学年の数学などで「習熟度別授業」を実施(教室数などの関係で数年後には終了)。
- コンピュータ教室設置、「情報処理」を開講。
- S.O.S.(サンデーオープンスクール:公開授業)実施。
- S.O.S.がM.O.S.(元石川オープンスクール)に改称。
- 2009年4月 B棟の空き教室に神奈川県立麻生養護学校の分教室を設置。
特色
- 年一回、地域住民や入学希望の中学生を招き公開授業や説明会を行っている(元石川オープンスクール)。
教育
教育目標:現在に生きる知恵と未来を拓く知恵を琢く。
- 2年次より選択制を取り入れ、一部の授業で文理クラス・コース別授業を行っている。
- コンピュータ教室があり、創立後早い時期より情報教育を行っている。「情報A、B、C」導入以前は選択授業。
- 大学受験等に備え、夏季休業中に希望者のみ参加の講習会(補講)が行われている。
- プールがないので必然的に水泳の授業もない。
- マラソン大会は、毎年こどもの国で行われる。
学校長
萩元幸治(2008年度~)
設備
- A棟
- 第3学年教室のほか、正面玄関、職員室、保健室など
- B棟
- 第1学年・第2学年教室のほか、昇降口、売店、自販機、セミナーコーナー(和室、多目的室)など
- 1階の空き教室を利用して、神奈川県立麻生養護学校の分教室が設置されている。
- C棟
- 玄関、視聴覚教室、情報学習室(コンピュータ教室)、図書室、音楽室などの特別教室
- 体育館棟(D棟)
- 体育館・武道場、スペイン階段
- 中庭
- 駐輪場
- グランド
- テニスコート
- 岩石園
- みどりのステージ
プールはないが、用地のみ確保されている。
特徴
- 正門から中庭までの赤いレンガ敷きは全て手作業で敷設されたものである。
- 校舎と渡り廊下(連絡通路)で中庭を囲むように造られており、一回りして戻ってこられる。
- 空き教室が改装され、セミナーコーナーや缶飲料の自販機コーナーが設置された。
- 飲み物等の空き容器を10~30円で交換できるデポジット機(リサイクル機)が設けられていたが、今は廃止されている。
- 体育館棟二階から中庭に向かって末広がりの階段「スペイン階段」が設けられている。
課外活動
部活動
- 体育系:サッカー、卓球、テニス(硬式・軟式)、バドミントン、剣道、バレーボール、野球、陸上、ダンス
- 文化系:イラスト、演劇、家庭、軽音楽、自然科学、吹奏楽、美術、文芸、茶道
- 同好会:情報処理、書道
委員会
- 専門委員会:学級、美化、保健、図書、風紀・交通安全、体育
- 特別委員会:放送、新聞、福祉、瑞穂祭実行委員会、体育祭実行委員会、球技大会実行委員会
行事
- 入学式
- 体育祭
- 修学旅行
- 芸術鑑賞
- 瑞穂祭(文化祭)
- M.O.S.(公開授業)
- マラソン大会
- クリスマス会(児童保育生徒の訪問)
- 卒業式
旧学区
2005年度の学区撤廃以前は横浜北部学区に属していた。所属学校は以下の通り。
交通
- 東急田園都市線たまプラーザ駅より
- 徒歩約20分
- 地下バス停 5番乗り場から
- 東急バス た61系統 満願寺・元石川高校方面経由 たまプラーザ駅行き・嶮山スポーツガーデン北行き
- 東急バス た62系統 満願寺・大場町方面経由 たまプラーザ駅行き
- 東急バス た63系統 満願寺・元石川高校・嶮山スポーツガーデン経由 あざみ野駅行き
- 「元石川高校」下車徒歩1分
- 東急田園都市線・横浜市営地下鉄ブルーラインあざみ野駅より
- 徒歩約25分
- 5番乗り場から
- 東急バス た63系統 嶮山スポーツガーデン・元石川高校・満願寺経由 たまプラーザ駅行き
- 「元石川高校」下車徒歩1分
なお、たまプラーザ駅・あざみ野駅よりバスに乗る際、た63系統の他に経由地の異なる双方向行きのバスが存在する。
出身者等
- 小宮山元 - 日本ユニシス実業団女子チーム監督、元バドミントン選手
- 高田保則 - 元プロサッカー選手
- 池田鉄洋 - 俳優
- 平田陸 - プロ野球選手
- 内藤真実 - バドミントン選手
- 椛島恵美 - シンガーソングライター