神仙太乙膏

テンプレート:出典の明記 神仙太乙膏（しんせんたいつこう）とは、軟膏の漢方薬。黄色で独特の匂いがある。「神仙太一膏」として中国の北宋の徽宗の勅令による『太平恵民和剤局方』（陳師文、裴宗元、陳承の編著）に記載されていた処方をもとにしている。名前は中国語でtài yǐとなり太極、太一と同音で同じ意味である。

国内では、1970年メルスモン製薬が復活させた一般薬で、タイツコウ軟膏として販売している。

単に太乙膏ともいうが、メーカーによっては漢方処方でない太乙膏もあるので注意を要する。

効果・効能

• きり傷・むしさされ・とこずれ・やけど及びその他の肉芽形成（火傷）
• 赤み・熱をとる作用にすぐれ、アトピーの治療にも使われる

用法・用量

• 適宜患部に塗布するかまたはガーゼなどに展延し患部に貼布
• 塗り込むのではなく、そっとかぶせるように塗るようにすると良い

成分の例

100g中

• トウキ、ケイヒ、ダイオウ、シャクヤク、ジオウ、ゲンジン、ビャクシ各1g
• ゴマ油・ミツロウ各48g

外部リンク

• メルスモン製薬タイツコウ臨床例
• 掻き傷の多い人によい「神仙太乙膏」（ウエマツ薬局）
• 神仙太乙膏の作り方