祐天寺
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テンプレート:日本の寺院 祐天寺(ゆうてんじ)は、東京都目黒区中目黒五丁目にある浄土宗の寺院である。山号は明顕山。本尊は祐天上人像(本堂安置)と阿弥陀如来坐像(寄木造、阿弥陀堂安置)[1][2]。現在の本堂は、元々は常念仏堂として建立された堂宇を再建したものである。
沿革
享保3年の春ごろから増上寺36世住持の祐天の体調が悪化したため、弟子の祐海は祐天が常念仏を行える廟所を探す。しかし同年7月15日(1718年8月11日)に祐天が亡くなる。
祐天が廟所を目黒の地に建立する事を望んでいたこともあり、祐海は目黒の地にある善久院を百両で購入し住職となる。損傷の激しい善久院に祐天の廟所と常念仏堂を建立する。
享保8年(1723年)1月13日、祐天寺の寺号が正式に許可される。[3]
祐天を開山とし、祐海は第2世となる。境内に大正天皇の生母柳原愛子の墓がある。
境内
文化財
国の登録有形文化財
- 本堂
- 書院
- 地蔵堂
- 地蔵堂門
- 表門
- 水屋
建造物では他に仁王門と阿弥陀堂が目黒区指定有形文化財となっている。
交通アクセス
参考画像
- 祐天寺表門.JPG
表門
- 祐天寺仁王門.JPG
仁王門
- 祐天寺阿弥陀堂.JPG
阿弥陀堂
- 祐天寺地蔵堂.JPG
地蔵堂
- 祐天上人墓.JPG
祐天上人の墓
- 祐天寺かさね塚.JPG
累(かさね)塚
脚注
参考文献
外部リンク
- ↑ 『全国寺院名鑑 北海道・東北・関東編』(史学センター、1976)、p.320の祐天寺の項に本尊は祐天上人と阿弥陀如来とある。本尊については単に「祐天上人」とする資料もある(『日本歴史地名大系 東京都の地名』、平凡社、2002、p.738、など)。
- ↑ テンプレート:Cite webテンプレート:Cite webテンプレート:Cite web
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