知覚動詞
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知覚動詞(ちかくどうし;verb of perception)もしくは感覚動詞(かんかくどうし;sensory verb)とは、特に印欧語の文法において、知覚や感覚を表現する動詞で、目的格補語に原形不定詞や現在分詞をとることができる動詞のことをいう。
英語の場合
代表的なものとして、feel,hear,see,watch,catch sight of,listen toなどが挙げられる。
- I felt the earth move.(地面が揺れるのを感じた。"move" が原形不定詞)
- We heard the bell toll.(そのベルが鳴るのが聞こえた。"toll" が原形不定詞)
- I saw the cat cross the road.(その猫がその道を横切るのを見た。"cross" が原形不定詞)
catch sight ofやlisten toは、ひとつの他動詞として働く。listen toで原形不定詞をとるのは、アメリカの用法。
目的格補語に原形不定詞を用いるもの
- feel
- notice
- see
- look at
- watch
- observe
- hear
- listen to
目的格補語に現在分詞を用いるもの
- feel
- perceive
- notice
- imagine
- see
- look at
- watch
- observe
- catch
- find
- discover
- hear
- listen to
- smell
目的格補語に過去分詞を用いるもの
通常、目的格補語が過去分詞の場合は知覚動詞には含めないが、便宜上ここに挙げる。
- feel
- see
- find
- discover
- hear