相良藩願成寺駅
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相良藩願成寺駅(さがらはんがんじょうじえき)は、熊本県人吉市北泉田町にあるくま川鉄道湯前線の駅。駅名は近くにある相良藩(相良氏)の菩提寺、願成寺からとられた。
すぐ南側をJR肥薩線が併走しているが、人吉寄りの駅少し手前で分かれる。
駅構造
単式1面1線のホームを持つ地上駅。有人駅。湯前寄りはカーブしている。 駅舎脇には電話ボックスが設置されている。
駅周辺
周辺は住宅地であるが古くからの寺院も点在している。駅名の由来となった願成寺は駅前の道を南へ約300m程の距離にあり、国道445号に面している。
また、国道445号上には産交バスの願成寺バス停がある。当駅から約500m、願成寺から国道を北上する。
- 願成寺 - 人吉城主相良家の菩提寺で国指定文化財である。
- 相良家墓地 - 願成寺の裏手にある。
- 願成寺温泉
- 川上哲治生家跡 - 西側の踏切を渡る。当駅から約400m。
- 人吉市立人吉東小学校
- 熊本県立人吉高等学校
- 中小企業大学校人吉校
- 人吉別院
- 人吉七日町郵便局
- 人吉願成寺郵便局
- 国道445号
歴史
- 1937年(昭和12年)4月1日 - 国鉄の東人吉駅(ひがしひとよしえき)として開業。
- 1959年(昭和34年)1月20日 - 貨物取扱廃止。
- 1963年(昭和38年)4月1日 - 業務委託化。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化に伴い九州旅客鉄道(JR九州)の駅となる。
- 1989年(平成元年)10月1日 - 湯前線がくま川鉄道に転換、同時に相良藩願成寺駅に改称。
- 1996年(平成7年) - 駅舎改築。