畝傍御陵前駅
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
|} 畝傍御陵前駅(うねびごりょうまええき)は、奈良県橿原市大久保町にある、近畿日本鉄道(近鉄)橿原線の駅。
駅構造
相対式2面2線のホームを持つ地上駅。ホーム有効長は6両分。上下線のホームは少しずれている。駅舎(改札口)は地下、ホームは地上にある。改札口は1ヶ所のみ。出入口は東西双方にある。
なお自動改札機はオムロン製が設置されている。赤い自動改札機(U-PG)は、出場時2枚一括処理、PiTaPa・ICOCAに対応する。
1939年から1952年まで、当駅から橿原神宮前駅(当時は橿原神宮駅駅)まで、小房線が並走し、当駅で分岐していた。下り線路の脇(東側)にいくらかスペースがあるのが、その跡地である。
のりば
1 | テンプレート:Color橿原線(下り) | 橿原神宮前・吉野・大阪阿部野橋方面 |
---|---|---|
2 | テンプレート:Color橿原線(上り) | 大和八木・天理・大和西大寺・奈良・京都・ 大阪上本町・大阪難波・尼崎・三宮方面 |
利用状況
- 主として通学・通勤用に利用される。
- 畝傍御陵前駅の利用状況の変遷を下表に示す。
- 輸送実績(乗車人員)の単位は人であり、年度での総計値を示す[1]。年度間の比較に適したデータである。
- 乗降人員調査結果は任意の1日における値(単位:人)である。調査日の天候・行事等の要因によって変動が大きいので年度間の比較には注意を要する。
- 2012年11月13日の調査結果によると、1日の乗降人員は3,686人
- 2010年11月9日の調査結果によると、1日の乗降人員は4,126人[2]。この数字は…
- 近鉄の全調査対象駅(287駅)中、132位。
- 橿原線の駅(16駅、他線接続駅含む)の中では、11位。
- 奈良県内の近鉄の駅(93駅)の中では、38位。
- 2008年11月18日の調査では1日の乗降人員は3,793人、2005年11月8日の調査では3,734人。
- 表中、最高値を赤色で、最高値を記録した年度以降の最低値を青色で、最高値を記録した年度以前の最低値を緑色で表記している。
年 度 | 当駅分輸送実績(乗車人員):人/年度 | 乗降人員調査結果 人/日 |
特 記 事 項 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
通勤定期 | 通学定期 | 定期外 | 合 計 | 調査日 | 調査結果 | ||
1982年(昭和57年) | ←←←← | 11月16日 | 4,256 | ||||
1983年(昭和58年) | ←←←← | 11月8日 | 4,381 | ||||
1984年(昭和59年) | ←←←← | 11月6日 | 4,339 | ||||
1985年(昭和60年) | ←←←← | 11月12日 | 4,189 | ||||
1986年(昭和61年) | ←←←← | 11月11日 | 4,590 | ||||
1987年(昭和62年) | ←←←← | 11月10日 | 4,054 | ||||
1988年(昭和63年) | ←←←← | 11月8日 | 3,924 | ||||
1989年(平成元年) | ←←←← | 11月14日 | 3,845 | ||||
1990年(平成2年) | ←←←← | 11月6日 | 4,174 | ||||
1991年(平成3年) | ←←←← | ||||||
1992年(平成4年) | ←←←← | 11月10日 | 3,868 | ||||
1993年(平成5年) | ←←←← | ||||||
1994年(平成6年) | ←←←← | ||||||
1995年(平成7年) | ←←←← | 12月5日 | 3,945 | ||||
1996年(平成8年) | ←←←← | ||||||
1997年(平成9年) | ←←←← | ||||||
1998年(平成10年) | ←←←← | ||||||
1999年(平成11年) | ←←←← | ||||||
2000年(平成12年) | ←←←← | ||||||
2001年(平成13年) | ←←←← | ||||||
2002年(平成14年) | ←←←← | ||||||
2003年(平成15年) | ←←←← | ||||||
2004年(平成16年) | ←←←← | ||||||
2005年(平成17年) | 343,680 | ←←←← | 359,426 | 703,106 | 11月8日 | 3,734 | |
2006年(平成18年) | 334,860 | ←←←← | 351,611 | 686,471 | |||
2007年(平成19年) | 342,630 | ←←←← | 364,062 | 706,692 | |||
2008年(平成20年) | 359,910 | ←←←← | 389,530 | 749,440 | 11月18日 | 3,793 | |
2009年(平成21年) | 335,220 | ←←←← | 366,690 | 701,910 | |||
2010年(平成22年) | 334,470 | ←←←← | 362,116 | 696,586 | 11月9日 | 4,126 | |
2011年(平成23年) | ←←←← | ||||||
2012年(平成24年) | ←←←← | 11月13日 | 3,686 |
駅周辺
- 東口
- 西口
- 畝傍御陵前交番
- 大久保町公民館
- 奈良県立橿原考古学研究所
- 橿原考古学研究所附属博物館
- 奈良県立橿原公苑
- 奈良県立橿原公苑体育館
- 奈良県立橿原公苑陸上競技場
- 奈良県立橿原公苑野球場
- 橿原市分庁舎
- 橿原市保健センター
- 市保健センター内休日夜間応急診療所
- 橿原神宮
- 神武天皇陵(駅名の由来)
- 綏靖天皇陵
- 畝傍山(大和三山)
歴史
- 1923年(大正12年)3月21日 - 大阪電気軌道畝傍線(現在の橿原線)平端 - 橿原神宮前(初代)間開通時に畝火山駅として開業。
- 1924年(大正13年)11月 - 畝傍山駅に改称。
- 1937年(昭和12年)3月 - 神武御陵前駅に改称。
- 1939年(昭和14年)7月28日 - 八木西口 - 橿原神宮前(初代)間が、八木西口 - 橿原神宮駅(久米寺から改称、現・橿原神宮前(2代目))間の新線に切り替えられたため、新線上の現在地に移動し、畝傍御陵前駅に改称。当駅から橿原神宮駅駅まで並行することになる吉野線(1941年に当該区間は小房線と改称)にも駅が設けられる。
- 1941年(昭和16年)3月15日 - 参宮急行電鉄との会社合併により、関西急行鉄道の駅となる。
- 1944年(昭和19年)6月1日 - 会社合併により、近畿日本鉄道の駅となる。
- 1945年(昭和20年)6月1日 - 小房線の旅客営業休止。
- 1945年(昭和20年)8月8日 - 空襲で死者。
- 1950年(昭和25年)7月1日 - 小房線休止(その後、1952年(昭和27年)9月1日に正式に廃止)。
- 2007年(平成19年)4月1日 - PiTaPa使用開始。
隣の駅
- 近畿日本鉄道
- 橿原線
かつて存在した路線
- 近畿日本鉄道
- 小房線
- 小房駅 - 畝傍御陵前駅 - 橿原神宮駅駅(現・橿原神宮前駅)
旧線時代(新線切り替え直前)
- 大阪電気軌道
- 畝傍線
- 八木西口駅 - 神武御陵前駅(現・畝傍御陵前駅) - 橿原神宮前駅(初代)
- 現在の橿原神宮前駅(2代目)は、当時は「久米寺駅」という別の駅として存在していた。