生春巻き
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生春巻き(なまはるまき、Gỏi cuốn(ゴイ・クオン)、Nem cuốn(ネム・クオン))は、フォーとともにベトナム料理を代表するものとして国外でも知られる料理。原語は「包みサラダ」の意である。
中国が発祥の揚げ春巻きとは、材料・調理・味覚のいずれにおいても異なる。中国語でも生春巻きは「ベトナム春巻き」(越南春卷/越南春卷)または「夏巻き」(夏卷/夏卷)と呼ばれ区別されている。また、英語でも中国の揚げ春巻きが「spring roll」と呼ばれるのに対し、生春巻きは「summer roll」と呼ばれている。
材料
作り方
- ビーフンと肉、エビを別々に茹で、取り出しておく。
- 水で戻したライスペーパーを、キッチンタオルか皿の上におく。
- 適当な大きさにちぎったサニーレタスをライスペーパーの下から3分の1の位置におき、豚肉、ビーフン、ニンジン、もやし、バジル、ミントを乗せる。
- 下から半分までライスペーパーを巻き、左右の端を中に折り込む。
- ライスペーパーのまだ巻いていない部分の上にエビ、ニラ、コリアンダーをのせ、最後まで巻いたら出来上がり。
- ヌクチャム(Nước chấm、トゥオンという大豆の醗酵調味料と落花生がベースのたれ)をつけて食べる。
ポイント
- ライスペーパーを水で戻すときは、戻し過ぎないように注意。巻いているうちにもどんどん柔らかくなるので、くにゃっと曲げられるくらい戻せばよい。柔らか過ぎるとうまく巻けず、歯応えがなくなる。
- ニラを端からはみ出させるように巻くと、より本場に近くなる。