甜麺醤
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テンプレート:中華圏の事物 甜麺醤(テンメンジャン、ティェンメンジャン)は中華料理の調味料の一種。中華甘みそ、麺醤とも呼ばれる。
概要
小麦粉と塩を混ぜ特殊な麹を加えて醸造された、黒または赤褐色の味噌。甜麺醤とは、甘く(甜)小麦(麺)から作った味噌(醤)の意味。
生のまま食べることも出来るのでそのまま料理に添えて食べることもある。火を通すことにより強い香りが出るので肉や野菜を炒める時や煮物の隠し味や味付けとして使うとよい。回鍋肉、北京ダック、炸醤麺、麻婆豆腐、春餅などに使われる。
見た目は八丁味噌に似ているが、八丁味噌は豆味噌であり甘くない。日本で作られている甜麺醤は、八丁味噌に糖類・胡麻油を加えて作られることが多い。また現代の中国国外における甜麺醤は、大豆を原材料として製造・販売されている製品も多い[1]。
甜麺醤を使う代表的な料理
- 回鍋肉
- 北京ダック
- 炸醤麺
- 麻婆豆腐
- 京醤肉絲
- 醤爆鶏丁
- 春餅
脚注
- ↑ Sweet Soybean Paste Cultural-china.com(英語)