濁点
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テンプレート:ダイアクリティカルマーク 濁点(だくてん)あるいは濁音符(だくおんぷ)とは、日本語において、濁音を表すために仮名の右上に付される記号である。その字形から「てんてん」や「ちょんちょん」と呼ぶこともある。
濁点は現代仮名遣いではほとんどの場合濁音に付されるが、それ以前の仮名遣いでは必ずしも付されない。例えば、法令に濁点が付されるようになったのは1927年(昭和2年)からであり、1945年(昭和20年)の終戦の詔書でも濁点は用いられていない。
かつては「゛」のほかに点が3つ、4つのものや、丸を2つ書く記号も使われた。
濁点は、文字のアクセントを表す声点から発展したものと考えられている。
通常の仮名以外に、繰り返し記号の「ゝ」、「ヽ」、「〱」に濁点をつけて「ゞ」、「ヾ」、「〲」とし、前の音を濁音化する使用法もある。
点字 | -- -● -- |
モールス信号 | ・・ |
符号位置
記号 | Unicode | JIS X 0213 | 文字参照 | 名称 |
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