清風情報工科学院
清風情報工科学院(せいふうじょうほうこうかがくいん)は、大阪府大阪市阿倍野区丸山通にある専門課程の専修学校。学校法人清風明育社が運営する。前身は、大阪ガスが経営していたオージスコンピュータ学院専門学校。
清風学園・清風南海学園の、高野山真言宗を基盤とした仏教の戒律の精神に基づく、極めて厳格な学則はつとに有名であるが、当校では宗教をより広くとらえ、「よき学生、よき日本人として一人前になること」をもって宗教教育としている。
なお平岡龍人、憲人の血族が理事長となっている学校として清風学園(清風学園中学校・高等学校)・清風南海学園(清風南海学園中学校・高等学校)がある。 いずれも平岡一族が理事長をつとめる同族経営である。
概要
1988年に、大阪ガス及び同子会社であるオージス総研により設立された。情報処理教育を中心とした職業教育を行う専門学校であった。2001年より、清風学園のグループ下で運営されることになり、清風学園専務理事(当時)平岡龍人が理事長に就任した。2002年に、校名を「オージスコンピュータ学院専門学校」から「清風情報工科学院」に変更した。
2001年から、教育内容をより産業界の求めるものに近づけるべく、カリキュラム改変が模索された。2002年には、情報処理教育に加えて、大学編入準備教育、また、留学生を対象とした日本語教育が始まった。また、アメリカ・オーストラリアの大学・カレッジとの提携が行われた。
カリキュラム改変の効果は、2004年ごろから徐々に現れ、学生の作品の質の向上、資格取得の向上、人間力の向上が果たされた他、就職に関しては上場企業への内定(シャープ、サイボウズ、日本情報産業など)、大学編入については国公立大学(神戸大、滋賀大、三重大など)への編入合格が達成された。勃興の目覚しい、南インドのJSS工科大学と提携し、インドIT留学プログラムは、当校の特徴のひとつである。
清風グループの特徴である宗教教育について、当校では「人間力開発」と呼んで様々なプログラムが実施されている。
- オリエンテーション合宿
- 卒業進級制作・論文発表
- アシスタント活動
- あいさつ運動
- コミュニケーション系授業
などである。これらを通じて、「前向きで頑張れ、思いやりがあって、自分を信頼し、世の中に役立つ目標を、まわりと助け合い、責任をもって達成できる」人材の育成を行っている。
留学生については、中国、韓国、台湾、インド、ネパール、パキスタン、インドネシア、モンゴル、フランス、ドイツ、イギリス、イタリア、アメリカなどから受け入れている。日本のIT企業への就職の為、韓国の東西大学、東義科学大学とも提携し、IT就職特別コースを設けている。
構成
- コンピュータ総合学科(旧学科名:総合コンピュータ学科)
- 本科(1年次)
- 教養課程 ぐるぐる(前期)
- プログラミング系(後期)
- デザイン系(後期)
専攻科(2年次~4年次)
- 旧専攻名
- エンジニア専攻(システムコース・ネットワークコース)
- ゲーム専攻(プログラムコース・グラフィックコース)
- デザイン専攻(WEBコース・DTPコース)
※上記は、旧専攻名です。現在は下記の専攻名に変更されています。
- 新専攻名
- エンジニア専攻 《サファイヤ》(システムコース・ネットワークコース)
- ゲーム専攻 《エメラルド》(プログラムコース・グラフィックコース)
- デザイン専攻《ルビー》(WEBコース・DTPコース)
- 特別進級クラス(1年次のカリキュラムを免除)
- 総合編入学科
- 国公立編入クラス
- 関関同立編入クラス
- 関西大学総合情報学部選抜クラス
- 日本語科
- 日本語科本科コース
- ITスペシャリストコース
- 短期コース
- キャリア専攻科
- 大学進学コース
- 就職準備コース