涼崎探偵事務所ファイル
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『涼崎探偵事務所ファイル』(すずさきたんていじむしょファイル)は、アボガドパワーズより発売されたアダルトゲームのシリーズであり、クトゥルー神話を題材にしたパースペクティブモダンホラーである。
シナリオは一貫して大槻涼樹。
黒の断章 THE LITERARY FRAGMENT
パソコン(PC-9800シリーズ)用ソフトとして1995年7月14日に発売された、シリーズ第1作。1997年に18歳以上推奨ソフトとしてセガサターン (SS) へ移植された後、2004年にはSS版を再びアダルトゲームにアレンジしなおしてWindowsへ移植された。ファイブウェイズでアダルトアニメ化されている。
SS用ソフトとしては十分な売上を記録したことに気を良くしたセガからは「2作目の『Esの方程式』も是非移植を」との打診が来たらしいが、アボガドパワーズはこれを拒否。理由としては本作の完璧な移植にこだわったアボガドパワーズがSS版を制作する際に破格な費用と労力を費やした(物語の後半で舞台がアメリカへ移るが、それに合わせてアメリカの録音スタジオでネイティブの声優による収録を行った)ため。アダルトゲーム雑誌『メガストア』へ掲載されたコメントによると、結果的にはSS版の売上を加えても赤字だったらしい。
Esの方程式 Wo Es war,soll Ich werden.
1996年5月24日にPC-9800シリーズ用ソフトとして発売された、シリーズ第2作。1997年8月にはWindowsへ移植された。
人工失楽園 Paradise Lost
タイトルが告知された後、開発凍結中のシリーズ第3作。