水鴎流

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水鴎流(すいおうりゅう)は、武術流派の一つ。正式には水鴎流居合剣法(すいおうりゅういあいけんぽう)という。

概要

戦国時代末期に三間与一左衛門景延(みま よいちざえもん かげのぶ:1577年-1665年)が創始した武術で、静岡県に現存する。

居合剣法(居合)(48本)を中心に、剣法(15本)、薙刀術(40本)、杖術(42本)、小具足(10本)を含み、第9代の福原景利が正木流万力鎖術より編み出した正木流鎖鎌術(16本)をも併伝している。流儀の特長としては、実際に相手を立てて稽古することを重視している。

宗家は第15代 勝瀬善光景弘。静岡市清水区の碧雲館道場で指導に当たる。

なお、漫画『子連れ狼』の主人公・拝一刀が学んだ剣術流派として知られているが、これは偶然の一致である。作中では水の中(主に川や池)での立ち合いで無類の強さを発揮するものであり、登場する剣技は一部を除き全て創作である。

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