水納島 (沖縄県多良間村)

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多良間島(手前)と水納島(奥)

水納島(みんなじま、みんなしま)は、沖縄県宮古郡多良間村水納に属し、多良間島の北8kmに位置するである。面積は2.15km²。[1]

地理

  • かつては分校もあったが、生活条件の厳しさから1961年宮古島への計画移民があり、人口が激減。現在島に残っているのは1世帯、人口2人で、極度の過疎状態にある。
  • 集落には貸家があり、ここを借りることで滞在が可能。ただし食料等の生活物資は自分で持ち込む必要がある。
  • 島の南部に 宮古水納島灯台 がある(1972年初点灯、海抜22m、光達12.5海里)。近くにはヘリポートが設置されている。

交通

  • 定期船は無い。宮古島からのヨットが時折訪れる他は、多良間よりピクニック、公共工事などで不定期に来島する船がある程度。
  • 旅行者にとってのアクセスはチャーター船の「しらはま」のみで、多良間島との便しか存在しない。所要時間は約15分で、利用する際は予約する必要がある。
  • ヘリポートは緊急時に海上保安庁救急ヘリが利用しているのみであり民間のチャーター機が利用した実績は未確認。

自然

  • 島は大きな環礁に囲まれており、特に西側に広がる遠浅の環礁内には多くのウミガメが生息する。
  • 外洋に通じる水路は水納港に通じる直線の人工水路に加え、同じく島の南側に自然のパスがもう一つ。ここを通って回遊魚が環礁に入り込むことがある。2008年の夏にはイルカが40頭前後環礁に迷い込み漂流、大半が助からなかった。オーストラリアニュージーランドでは沿岸系鯨、イルカなどが大きな群れのまま浅瀬に座礁する例はよく聞かれるが沖縄近海でこれほどの規模の座礁は珍しい。
  • 多良間と同様で珊瑚礁の上に堆積した土壌から成り立つ島であり最高でも海抜数メートルの地区しかない。このため高波には弱く18世紀前後には一度殆どの島民が高波にさらわれた歴史もある。
  • 宮古と異なり大型の地下ダムを作れるような地質でもなく、昔から水源は貯めた天水に頼る。
ファイル:Minna Island Tarama Aerial Photograph.jpg
水納島周辺の空中写真。(1977年撮影の5枚より合成作成)。国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成

公共インフラ

脚注

  1. 水納島(宮古諸島)の基礎データ(沖縄県企画部地域・離島課)

関連項目

外部リンク

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