樅沢岳
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テンプレート:Infobox 山 テンプレート:Mapplot 樅沢岳(もみさわだけ)は、中部山岳国立公園内の、長野県と岐阜県の飛騨山脈の主稜線上にある山(標高2,755m)。
概要
北には双六岳、三俣蓮華岳へと、南は、槍ヶ岳、穂高岳へと国境尾根(西鎌尾根)が続き、西へは笠ヶ岳への稜線が延びている。また、新穂高温泉から小池新道を登って来ると、双六岳と樅沢岳との間に出る。このように、各方面への登山道が交差する位置にあり、双六小屋が建っている。
東方向は、高瀬川源流部を隔てて常念山脈の表銀座の峰々と対峙している。 山頂からは、槍ヶ岳までの西鎌尾根が一望でき、絶好のカメラスポットとして人気が高い。 樅沢岳は、裏銀座縦走コース途中の山であり通過者は多い。この山自体を登山目標にされることはあまりないが、新穂高温泉から双六岳とセットで登る登山者はある。
地形
樅沢岳は、西鎌尾根(槍ヶ岳の肩から双六小屋まで北西に延びる尾根)の途中の、双六小屋に近い位置にある。この山頂に、三角点はない。この南西には、三等三角点(標高2674.11m)がある、左俣岳がある。[1] また、蒲田川の支流の左俣谷及び高瀬川の支流の湯俣川のさらに支流のモミ沢の最上流部に位置する。湯俣川の支流の樅沢の最上流部は、双六岳である。[2]
気象
登山形態
双六小屋から、西鎌尾根のルートを登った最初のピークが樅沢岳である。
- 西鎌尾根を利用した縦走時に、通過する。
- 双六小屋利用者が、ご来光や夕景を見るために、往復する場合がある。
近隣の山小屋
周辺の山
関連項目
- 日本の山一覧 (高さ順)・第79位
- 中部山岳国立公園
参考文献
- 『日本百名山地図帳 2008年版』山と渓谷社、ISBN978-4-635-53055-2
脚注
外部リンク
関連画像