東京都立北多摩高等学校
東京都立北多摩高等学校(とうきょうとりつ きたたまこうとうがっこう)は、東京都立川市曙町三丁目にある都立高等学校。
概要
通称は「北多摩」(きたたま)。町田高校・武蔵野北高校・三鷹高校と共に、多摩地域の2番手進学校としての地位にある。
立川市立の商業高校としての創立がはじまりである。のちに都立に移管し北多摩高校となる。現在は商業科は廃止され、普通科の全日制のみとなっている。生徒は青梅線・東大和・武蔵村山方面の生徒が多い。住所表記上は立川市だが、地図上で現校舎部分の敷地は旧10学区の国立市であり、現校舎が建ってから全学区受験可になるまで、校舎は国立市に所在するが、国立市の生徒はすぐ近くでもあっても北多摩へ行けなかった。
2008年度、敷地内に立川国際中等教育学校を開校したため、生徒募集は2010年度以降は行われない。同中等教育学校の募集人員160名のうち30名が帰国子女などの枠となっている。
沿革
- 1948年 - 定時制の立川青年学校設立。
- 1950年 - 立川市立高等学校に改称。
- 1956年 - 都立に移管。東京都立北多摩高等学校と改称。
- 1967年 - 学校群制度導入。昭和高校と73群を組む。
- 1982年 - 学区改編、グループ合同選抜制度導入により、第八学区・81グループに所属。
- 1992年 - 地図上で国立市側に現校舎完成、住所は立川市のまま。
- 1994年 - グループ制解除、単独選抜となる。(全日制はまだ国立市(10学区)から受験不可)
- 2000年 - 全日制が全学区受験可になり国立市からも受験可能になる。
教育目標
- 創造性にとみ、個性豊かな人を育てる
- 生涯にわたり、自ら学び心身をきたえる人を育てる
- 広い視野に立ち、国際社会の一員としての自覚と責任をもつ人を育てる
中高一貫校
都立高校の改革の一環として、中高一貫校の設置が進められている。既存の高校の敷地・設備を利用し、中学校・高等学校の6年制の学校に改める、というものである。多摩地区では本校の他に武蔵(2008年度に付属中学校開校)、南多摩(2010年度開校)、三鷹(2010年度開校)の4校が対象となっている。(付属中学校を併設するのではなく)中等教育学校となる場合、敷地内に中等教育学校を「新規に開校」し、6年後に母体校が閉校となるため、本校OBや関係者の一部では、母体校の伝統がどれだけ引き継がれるのかに関心が持たれている。立川国際中等教育学校では、本校と同じ校歌を引き継ぐ他、校章デザインも本校のデザインを基調としたもの(高等学校を示す「高」の部分を立川国際を示す「飾り文字のTK」に置き換えたもの)となっており、本校の伝統を引き継ごうとする方向性が打ち出されている。
部活動
部活動は、陸上、女子ラクロス部などが有名。 吹奏楽部は都大会金賞。