杉田二郎
杉田 二郎(すぎた じろう、1946年11月2日 - )は、日本の歌手、宗教家。所属事務所はアップフロントクリエイト。
来歴
京都府京都市出身。立命館高等学校を経て、1969年立命館大学文学部日本文学科卒業。現在金光教島原教会副教会長。金光教関係での音楽活動も行っている。
1967年、アマチュアバンド「ジローズ(第1次)」(メンバーは杉田二郎(リーダー)、塩見大治郎、細原徹次郎)を結成。
1968年、ラジオ「ヤングタウン」の今月の歌に取り上げられたオリジナル曲『あなただけに』が好評を博し、ラジオ放送用のテープが東芝音楽工業からシングルレコードとして8月1日、発売される。同年8月9日-11日、京都・山崎「宝寺」で開催された第3回関西フォークキャンプに参加。『あなただけに』を後にはしだのりひことシューベルツでともに活動する越智友嗣(おちゆうじ)といっしょに披露した。
その2ヵ月後に第1次ジローズは解散。その後、ザ・フォーク・クルセダーズの解散を控えた北山修から「京都のフォークのエネルギーを絶やしたくない」と、はしだのりひこ(端田宣彦)の新しいバンドへの加入を要請され、ザ・ヴァニティーで活動していた越智と井上博を加え、「はしだのりひことシューベルツ」を結成、リードギターとボーカルを担当。1970年には森下次郎とともに「ジローズ(第2次)」を結成し、『戦争を知らない子供たち』が大ヒットした。
1972年からはソロ活動を開始。ソロ作品のヒット曲には『男どうし』、『ANAK (息子)』(1978年)などがある。2002年には、元ふきのとう・細坪基佳と「座・ジローズ」を新結成した。[1]
また、北山修の歌詞を非常に気に入っており、自らのターニング・ポイントでは事あるごとに北山に作詞を頼んだという(2010年3月8日の「きたやまおさむのレクチャー&ミュージック」より)。なお、歌手活動再開時に北山に依頼した『男どうし』では曲終盤のカウントと手拍子を北山が担当している。
オフコースは、下積み時代に彼のバックバンドを務めていた。
2014年、堀内孝雄・ばんばひろふみ・高山厳・因幡晃とブラザーズ5を結成。
主な受賞歴
- 日本レコード大賞企画賞(1992年)
ディスコグラフィー(アルバム)
- アパートメント 1109(1972年)
- 旅立つ彼(ひと)(1973年)
- 夢袋(1974年)
- 長い旅のはじまる前に - 杉田二郎 ライブ・イン・コンサート -(1974年)
- 題名のない愛の唄(1975年)
- 前夜(1976年)
- (青春は)まるで映画のように(1978年)
- GOOD NEWS(1979年)
- やさしさは残酷(1980年)
- 地球のどまんなか(1980年)
- 杉田二郎ライブ 全国138景歌祭りコンサート(1981年)
- 虹のメッセージ(1982年)
- Melody Basket(1983年)
- BRIGHT(1984年)
- 再会 - Love Ballad Selection(1987年)
- Lady(1988年)
- 再会(1988年)
- サマーソング for you(1989年)
- Love Letter - 杉田二郎 吉田正を歌う -(1991年)
- ザ・ベスト 杉田二郎 - ふぞろいの人生 -(1994年)
- 杉田二郎 30周年記念コンサート《絆》 〜きたやまおさむ作品を唄う〜(1998年)
- 杉田二郎 Birthday Concert '99 ライブ <祈り>(2000年)
- Ba BA Lu de Jiro(2001年)
- 愛とあなたのために「座・ジローズ」(2002年)
- 戦争を知らない子供たちへ(2012年)
出演
舞台
脚注
外部リンク
テンプレート:アップフロントグループ- ↑ 忘れられない曲としては、妻子を持つ男の幸福感を歌った『八ヶ岳』など。