木造具政

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テンプレート:出典の明記 テンプレート:基礎情報 公家 木造 具政(こづくり ともまさ)は、戦国時代武将

生涯

享禄3年(1530年)、伊勢国司である北畠家の第7代当主・北畠晴具の三男(次男説あり)として生まれる。父・晴具の命で分家の木造氏を継ぐ。天文13年(1544年)に従五位下に叙位する。天文23年(1554年)には戸木城を築城している。

永禄12年(1569年)5月、織田信長が伊勢に侵攻して来ると、長兄・具教に背いて信長に臣従し、北畠家の養嗣子となった信長の次男・織田信雄の家老となる。信長没後も信雄に仕え、天正12年(1584年)の小牧・長久手の戦いでは戸木城に籠城して羽柴秀吉方の蒲生氏郷率いる軍勢と奮戦したが、信雄が秀吉と和議を結ぶと、城から退去した。以後の消息は不明である。