日産リバイバルプラン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
日産リバイバルプラン(にっさんリバイバルプラン, Nissan Revival Plan;略称NRP)は、1999年に日産自動車のカルロス・ゴーンCOO(当時)が発表した同社の再建計画。
日産社内の若手・中堅幹部を中心とした組織、クロスファンクショナルチーム(CFT)を発足し、再建の計画をまとめたものである。
内容
- 村山工場など車両組立工場3箇所、部品工場2箇所を閉鎖し、国内の年間生産能力を240万台から165万台へと削減。
- 全世界でのグループ人員を2万1,000人削減し、購買コストを20%圧縮するために、下請企業を約半分に減らした。
- 子会社・関連会社1400社のうち、基幹部分として残す4社を除く全ての会社の保有株式を売却。これによって下請企業の合併再編が急速に進んだ。
成果
日本企業の商慣習の中で実現を危ぶむ声もあったが社長兼CEOとなったゴーンのもと、当初の予定より1年前倒しで、売上高などの業績を著しく向上させ、2003年までの4年間で2兆1,000億円もの巨額の借金を完済した。
予定より早く達成されたため、日産180をスタートさせた。