日揮

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日揮株式会社(にっき、英文名称:JGC Corporation、JGCはJapan Gasoline Companyの略)は、日本建設会社エンジニアリング会社である。東京証券取引所第1部上場。社名は設立当時の社名である「日本揮発油株式会社」に由来する。

概要

日本のエンジニアリング会社の代表企業。主な業務は、「製品を作る製造設備を造る事」である。製造設備の内訳は、石油精製プラント、石油化学・化学プラント、LNGプラント、天然ガス処理プラント等である。

当初の設立目的は製油所の経営で、そのためにアメリカのUniversal Oil Products(ユニバーサル・オイル・プロダクツ)社のプロセスライセンスを購入したものの、結局製油所の経営は断念し1930年代からUOP社のライセンス業を主体としてエンジニアリング事業を始めた。

設立以来、世界70カ国以上2万件におよぶプロジェクトを遂行してきた。また、LNGプラントでは世界有数の実績を誇る。近年テンプレート:いつの原油高にともなうプラント建設ブームにおいては、選択受注戦略をとり、売り上げを減らしながら過去最高益を打ち立てた。さらに、ビジネス規模はそれほど大きくないが、医療や製薬関連のライフサイエンス分野でも実績がある。

特に、2008年には東京都の精神医療センターの約15年間の施設維持管理および運営・調達業務を行う契約を落札した。日本国内エンジニアリング会社としては初めての病院PFI事業となる。また、排出権取引を始めとする環境ビジネスにも本格的に着手しつつあり、最近テンプレート:いつでは中国での水質改善事業への参加が伝えられた。さらに、北米では日揮が100パーセント出資のオペレーターとして石油開発事業を開始(日量約1000バーレル)するなど、プラント以外の事業への進出も目立ちつつある。

日本国内においては、日揮は東洋エンジニアリング千代田化工建設と共に「エンジニアリング御三家」と呼ばれたが、2010年現在、純利益および受注残高において日揮が大きく他2社を引き離している。

本社・支社所在地

日揮グループ

  • 日揮ユニバーサル株式会社
  • 日本エヌ・ユー・エス株式会社
  • 日揮プラントイノベーション株式会社
  • 日揮情報システム株式会社
  • 日揮商事株式会社
  • 日揮ビジネスサービス株式会社
  • 日揮触媒化成株式会社
  • 日本ファインセラミックス株式会社
  • 株式会社トライアンフ21

アルジェリア人質事件

テンプレート:See also 2013年1月16日アルジェリア南東部のイナメナスにある日揮のプラントでイスラム武装勢力により日揮の日本人スタッフを含む多数の人質籠城事件が発生した。発生当時非常に大量の情報が錯綜し混乱に陥った。アルジェリア政府は翌17日より人質救出作戦を決行し20日に終了と発表。アルジェリア政府によると人質23人犯人グループ32人が死亡したと発表した[1]1月24日未明(日本時間)までに、現地にいた日本人従業員17人のうち7人の生存と10人の死亡が確認された。また、外国人従業員4人が行方不明となっている[2]

アブダビ交通事故

アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビ西方で2010年8月11日夜、プラント建設会社、日揮の現地駐在員ら日本人男性4人が現地の高速道路上で交通事故に遭い死亡した[3]

脚注

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関連項目

外部リンク

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