性病
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
性病(せいびょう)とは、性行為感染症 (STD) のうち特に古典的な4つの疾患を指す。
これらは、1945年に制定された「性病予防法」に規定されていたものであるが、1999年には「伝染病予防法」、「後天性免疫不全症候群の予防に関する法律」と共に廃止され、「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」(感染症新法)に統合された。
古くは花柳病(かりゅうびょう)とも言われた。(多く花柳界で感染することに由来する。)
STDのなかでこれら(狭義の)性病が占める割合は低下してきており、トリコモナス、性器クラミジア感染症、性器ヘルペスなどの感染症が重要性を増している。
感染経路
性的接触もしくは血液感染などが主経路。これは、日常生活上では、接触が少ない経路なので性病はそれほど感染力が高いわけではない。感染部位は、性器内部や周辺、咽喉の粘膜など。