序二段
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序二段(じょにだん)は、大相撲の番付上の地位のうちの1つであり、序ノ口の上、三段目の下の地位である。番付表の下から2段目に書かれることに由来する。
概要
江戸時代においては、番付の上から4段目に書かれることから「四段目」と呼ばれていた。現在でも番付の上から数えて4段目に掲載されている。
三段目以上とは異なり定員は決まっておらず、近年では概ね東西各約100枚から150枚程度が在籍することが多いが、ここ最近は力士の数が不足しているためか東西で100枚未満となることも少なくない。1991年から1995年あたりの時期には、新弟子が激増したために200枚を超えることもあった。現在までの最多枚数は1994年5月場所における210枚である。序ノ口との比率は、規定はないが、序二段4に対して序ノ口1程度とみられる。
序ノ口で勝ち越した力士のほとんどは翌場所に序二段へ昇進する。
1950年代までは、場所前半の前相撲で成績優秀だった力士の「新序出世披露」を行い、当該場所後半に新序として序ノ口の取組に組み込み優秀な成績を挙げた場合には、次場所でいきなり序ノ口を飛び越して序二段の番付に載せたことがあった。現在は前相撲の力士が序ノ口の力士と対戦することはないため、力士は必ず1場所以上の序ノ口経験を必要としている。
三段目昇進の目安
- 7戦全勝で無条件。優勝の有無も不問。
- 70枚目以内で6勝1敗。
- 40枚目以内で5勝2敗。
- 20枚目以内で4勝3敗。
関連項目
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