広田駅
広田駅(ひろたえき)は、福島県会津若松市河東町広田字中島戊にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・日本貨物鉄道(JR貨物)磐越西線の駅である。
歴史
- 1899年(明治32年)7月15日 - 岩越鉄道 上戸-会津若松間開通と同時に開業。一般駅。
- 1906年(明治39年)11月1日 - 岩越鉄道が国有化、国有鉄道の駅となる。
- 1982年(昭和57年)8月1日 - 専用線発着を除く車扱貨物の取扱を廃止。
- 1983年(昭和58年)3月10日 - 荷物の取扱を廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化によりJR東日本・JR貨物の駅となる。
- 2007年(平成19年)
- 2008年(平成20年)
駅構造
単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、合計2面3線のホームを有する地上駅。互いのホームは構内踏切で連絡している。会津若松駅管理の無人駅。
有人駅時代に建てられた木造の駅舎があったが、2007年(平成19年)12月に火災が発生し、半焼した。火災前の駅舎は、事務室の部分が「まちの駅 河東」として利用され、待合所の改札口脇に近距離乗車券の自動券売機が設置されていた。待合室内部は無事だったが、火元となった倉庫やホーム側の雁木、信号設備のあった部分は焼失した。
焼失した旧駅舎に代わる新駅舎は2008年(平成20年)6月に完成し、使用が開始された。新駅舎は、鉄骨平屋建て床面積85m²。会津らしさを意識した和風の外観で、無人駅のため周辺から見通せるよう窓を多くし、死角を極力減らした。建設費は約3,000万円。
のりば
1 | テンプレート:Color磐越西線(上り) | 猪苗代・磐梯熱海・郡山方面 |
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2・3 | テンプレート:Color磐越西線(下り) | 会津若松・喜多方方面 |
かつては猪苗代第四発電所建設時に、東京電燈(現・東京電力)の専用軌道である広田専用軌道が当駅に接続していた[2]。
貨物取扱
現在、JR貨物の駅は車扱貨物の臨時取扱駅となっており、貨物列車の発着は無い。貨物設備は無く、専用線も当駅には接続していない。
かつては、住友大阪セメント広田サービスステーションへ至る専用線が存在した。この施設へ青海駅発送のセメントを輸送するために、火曜日 - 木曜日の朝方(2006年3月改正時、需要の変動で指定運転日でも運休する場合があった)に貨物列車が到着していた。しかし、2007年3月14日到着分を以て到着する貨物が無くなり、翌3月15日に機関車が単機で到着し、前日に到着してセメントを取り降ろした空車を引き取って、専用線の運行は終了した。専用線には住友大阪セメント所有のオレンジ色の日立製作所製スイッチャー1機が存在していた。
また1980年代までは、三菱製鋼広田製作所への専用線も存在した。
駅周辺
旧河沼郡河東町の中心に位置するため、駅前は住宅地となっている。駅前には小さいながらも駅前広場を有する。
駅に隣接してタクシー会社があるのでタクシーの利用には不自由しない。
- 会津若松市河東支所(旧・河東町役場)
- 広田郵便局
- 會津藩校日新館
- 学校法人温知会仁愛福祉専門学校(介護福祉科)
- 会津若松市立河東学園小学校
- 会津若松市コミュニティプール『♪~る(おんぷ~る)』
- 住友大阪セメント広田サービスステーション
- 三菱製鋼広田製作所
- 福島県道33号会津坂下河東線
- 福島県道69号北山会津若松線
- 福島県道327号広田停車場線
バス路線
広田駅
乗場 | 系統 | 主要経由地 | 行先 | 運行会社 | 備考 |
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みなづる号 | 會津藩校日新館 | 会津村 | 河東地域コミュニティバス | ||
河東支所、下居合会津中央病院前、若松駅前 | 会津稽古堂 |
広田駅前
駅から約100m離れた位置にあり「広田駅」バス停よりも遠い。広田駅に停車する路線も停車する。
乗場 | 系統 | 主要経由地 | 行先 | 運行会社 | 備考 |
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熊倉・喜多方線 | 大和田、塩川別、熊倉学校前 | 喜多方駅前 | 会津乗合自動車 | ||
藤倉、若松駅前 | 米代二丁目 |
隣の駅
- 東日本旅客鉄道
- テンプレート:Color磐越西線
- テンプレート:Color快速「あいづライナー」
- 通過
- テンプレート:Color快速(一部列車のみ停車)・テンプレート:Color普通
- テンプレート:Color快速「あいづライナー」
脚注
関連項目
外部リンク
テンプレート:磐越西線- ↑ 火災のJR広田駅に仮駅舎(福島放送 2008年1月16日)
- ↑ テンプレート:PDFlink - 土木図書館・デジタルアーカイブス。