広島国際アニメーションフェスティバル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
広島国際アニメーションフェスティバル(ひろしまこくさいアニメーションフェスティバル)は広島県広島市で2年に一度、8月に開かれる国際アニメーションフィルム協会公認の映画祭である。
概要
主催は広島国際アニメーションフェスティバル実行委員会、広島市、広島市文化財団である。共催として国際アニメーションフィルム協会日本支部(ASIFA-Japan)も係わっている。アヌシー、オタワ、ザグレブと並ぶ世界4大アニメーションフェスティバルの一つで、国際アニメーションフィルム協会(ASIFA、en:International Animated Film Association)公認フェスティバルである。 第1回は1985年開催。初年度は被爆40周年を記念して開催された。第2回が1987年、第3回が1990年と開催間隔が一定しなかったが、第4回以降は2年ごとの開催が定着している。
コンペティション、上映会、ワークショップ、エデュケーショナルフィルムマーケットなどが開かれる総合的な映画祭である。主要な賞はグランプリとヒロシマ賞。受賞作品に『おんぼろフィルム』(第一回グランプリ:手塚治虫)、『木を植えた男』(第二回グランプリ:フレデリック・バック)など。原爆投下都市広島で開かれることからアニメーションを通じての国際的相互理解と世界の恒久平和を訴えている。日本で世界の優れたアニメーションが見られる貴重な機会である。
会場は第1回は広島市公会堂、2,3回は広島厚生年金会館が使用された後、第4回以降はアステールプラザで開催されている。
近年の開催
- 第 9回:2002年 8月22日~26日
- 第10回:2004年 8月19日~23日
- 第11回:2006年 8月24日~28日
- 第12回:2008年 8月7日~11日
- 第13回:2010年 8月7日~11日
- 第14回:2012年 8月23日~27日
- 第15回:2015年 8月21日~25日