岩室駅
テンプレート:駅情報 岩室駅(いわむろえき)は、新潟県新潟市西蒲区和納一丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)越後線の駅。
駅構造
単式ホーム1面1線を有する地上駅。相対式2面2線だったが、非電化時代の1981年の時点ですでに交換設備は撤去されていた[1]。電化後もホームのみ残されていたが、1990年代に撤去されている。
燕三条駅が管理する無人駅で、改札口には簡易Suica改札機(入場用・出場用各1台)が設けられている。駅舎内には自動券売機(簡易型。Suica、オレンジカード等は使用不可)の他、自動販売機などがある。駅舎内のトイレは改札外(駅舎正面左手)に設けられている。
現在は無人駅だが、かつては直営駅で、その後業務委託駅、簡易委託駅としても営業していた。改札横に設けられていた出札窓口は無人化後にパネルで封鎖され、ポスターの掲示スペースとなっている。また駅舎内にはかつてキオスクも設けられていた。
かつては線路東側から当駅を利用するには踏切まで迂回しなければならなかったが、1991年9月に岩室村立和納小学校(当時)が当駅東側へ新築移転し、さらに1990年代からは東側で住宅地開発が進捗して利用者が増加したため、和納小学校に通学する児童の通学路確保と駅利用者の利便性向上を目的として、線路下を経由する地下歩道が建設された。
利用状況
乗車人員推移 | |
---|---|
年度 | 1日平均人数 |
1981 | 862 |
1991 ? | 1,461(乗降客) |
2006 | 576 |
現在 | 非公表 |
- 2006年度の1日平均の乗車人員 576人
- 現在は無人駅であるため、乗車人員の公式な発表は行われていない。
駅周辺
岩室地区東部の中心地である和納地域の市街地に所在する。
かつて当駅正面には老朽化した農協倉庫が建ち、駅前通り(県道533号)をはじめとする駅周辺の道路はいずれも狭隘な単車線となっていたが、新潟市への編入合併時の建設計画で駅前広場が拡張されることになり、駅前通りに並行して市道が増設され、旧来の駅前通りと合わせたロータリー状の走路が完成し、自動車が駅前へ乗り入れやすくなった。またロータリーと駅舎横には緑地帯も設けられた。この「岩室駅前周辺整備事業」は事業費約6000万円を掛け、2007年度に着工して同年度中に竣工し、狭隘だった駅周辺の環境が一部改善された。
また2009年からは、このロータリー広場の植栽に約1万個のLED電球を架設したイルミネーションが、毎年12月中旬から1月上旬にかけて実施されている。これは岩室地域コミュニティ協議会が、地域を明るく照らし、年末年始に岩室地区へ帰省する人を温かく迎えることを目的に企画したもので、冬の風物詩となっている。
なおタクシーは駅舎正面でほぼ終日、毎時概ね1 - 2台が待機している。
駅前(西側)
- 新潟県道533号岩室停車場線
- 新潟県道374号五千石巻新潟線
- 新潟県道55号新潟五泉間瀬線
- 和納郵便局
- 末広製菓 本社工場
- 新潟市西蒲区役所 岩室出張所
- 新潟市立岩室中学校
- 岩室温泉 バス・タクシーで約10分
駅裏(東側)
バス
駅前には新潟交通観光バスの岩室駅前バス停が所在し、巻駅から当駅、岩室温泉を経由して岩室地区海岸部の間瀬地域に至る「間瀬線」1路線が発着している。
- 岩室駅前
- 岩室(岩室温泉)・間瀬 行
- 赤鏥西経由 巻駅前 行
歴史
- 1912年(大正元年)8月25日 - 越後鉄道・白山 - 吉田間開通の際に和納駅(わのうえき)として開業。
- 1927年(昭和2年)10月1日 - 越後鉄道が国有化。国鉄越後線所属となる。
- 1965年(昭和40年)12月25日 - 岩室駅に改称。
- 1973年(昭和48年)1月1日 - 貨物扱い廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化によりJR東日本に移管。
- 2006年(平成18年)1月21日 - 新潟都市圏でICカード「Suica」のサービスを開始。
- 2007年(平成19年)3月31日 - 簡易委託を廃止し、完全無人化。
隣の駅
- 東日本旅客鉄道(JR東日本)
- テンプレート:Color越後線