山口県立宇部商業高等学校
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山口県立宇部商業高等学校(やまぐちけんりつうべしょうぎょうこうとうがっこう)は、山口県宇部市に所在する公立の商業高等学校。通称宇部商。
設置学科
沿革
- 1927年(昭和2年) - 宇部市立宇部商業実践学校として開校。
- 1941年(昭和16年)4月1日 - 校名を山口県立宇部商業高校に変更。
- 1944年(昭和19年)4月1日 - 校名を山口県立宇部商業学校に変更。
- 1948年(昭和23年)4月1日 - 校名を山口県立宇部商業高等学校に変更。
- 1949年(昭和24年)4月1日 - 山口県立宇部農業高等学校との統合により、校名を山口県立宇部農商高等学校に変更。
- 1953年(昭和28年)3月31日 - 農業部門を山口県立宇部西高等学校として分離し、校名を山口県立宇部商業高等学校に変更。
- 1985年(昭和60年)8月 - 全国高等学校野球選手権大会で準優勝。
- 2005年(平成17年)8月 - 全国高等学校野球選手権大会でベスト4入り。
特色
- 校則が厳しく、集団宿泊、体育祭、水泳大会など運動の行事が活発である。
行事
- 行事としてクラスマッチ、夏は水泳大会・体育祭が行われる。
- 体育祭では「宇部商体操」という伝統的な体操がある。
- 秋には宇部商デパートという生徒が実践的に販売・接客を行う行事があり、実際に3年生が中心となって1学期から仕入先に訪問し、打ち合わせや売上に関しての話し合いを行っている。なお、文化祭とは別の行事である。
部活動
- 県内にある高校の中でもスポーツが盛んであり、特に野球部はセンバツ・夏の甲子園の、男子バレー部は春高バレーの常連校として知られている。
- 1学年の男子の8割が野球部またはバレー部、女子は半分がバスケットボールまたは女子バレーボール部に所属しているということで有名である。
- 野球部は甲子園で数々の名勝負を演じており、劇的な試合が多いことから「ミラクル宇部商」と呼ばれる他、PL学園や報徳学園とともに「逆転の御三家」とも呼ばれている。
主な出身者
- 真鍋幹三 - 元プロ野球選手
- 安田泰一 - 元プロ野球選手
- 有田哲三 - 元プロ野球選手
- 有田修三 - 元プロ野球選手、プロ野球解説者
- 高月敏文 - 元プロ野球選手
- 松永美隆 - 元プロ野球選手
- 秋村謙宏 - 元プロ野球選手、プロ野球審判員
- 宮内洋 - 元プロ野球選手
- 松本隆 - 元プロ野球選手
- 一輝 - プロ野球選手 横浜ベイスターズ
- 上本達之 - プロ野球選手 埼玉西武ライオンズ
- 玉国光男 - 高校野球監督
- 好永貴雄 - 平成17年度の野球部エース
- 藤井進 - 元夏の甲子園1大会最多打点記録記録保持者
- 南克幸 - 元バレーボール選手
- 佐々木侑 - バレーボール選手、岡山シーガルズ所属
- 河野慶 - 漫画家
- 木本奈美 - 元柔道家