宮田律
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宮田 律(みやた おさむ、1955年(昭和30年)5月5日 - )は、日本の現代イスラム研究者。一般社団法人現代イスラム研究センター理事長。専門は、イスラム地域の政治および国際関係。
略歴
山梨県甲府市生まれ。慶應義塾大学文学部史学科東洋史専攻卒業。1983年(昭和58年)、同大学大学院文学研究科史学専攻修了。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)大学院修士課程(歴史学)修了。1987年(昭和62年)静岡県立大学講師、助教授、准教授。「中東アフリカ論」「国際政治学」などを担当。2012年3月、現代イスラム研究センターを創設。
日本経済新聞出版社から2013年2月上旬に刊行予定の『イスラムの人々はなぜ日本が好きなのか』が、アルジェリア人質事件で同社の判断で出版中止になったが、新潮社から『イスラムの人はなぜ日本を尊敬するのか』として同年9月に出版[1]。
著書
単著
- 『イスラム政治運動 -台頭するイスラム主義と国際政治』(日本経済新聞社、1996年)
- 『中東政治構造の分析 -民族・イスラーム政治を考える』(学文社、1996年)
- 『イスラム世界と欧米の衝突』(NHKブックス、1998年)
- 『イスラム紛争の深層』(時事通信社、1998年)
- 『中央アジア資源戦略 -石油・天然ガスをめぐる「地経学」』(時事通信社、1999年)
- 『イスラム・パワー 21世紀を支配する世界最大勢力の謎』(講談社、2000年)
- 『イスラムでニュースを読む イスラム紛争の火種をさぐる』(自由国民社、2000年)
- 『完全図解 よくわかる「今のイスラム」』(集英社、2001年)
- 『現代イスラムの潮流』(集英社新書、2001年)
- 『物語イランの歴史 誇り高きペルシアの系譜』(中公新書、2002年)
- 『いま、なぜ「戦争」なのか? 謎解き世界同時多発紛争』(新潮社、2002年)
- 『現代イスラムの潮流と原理主義の行方』(集英社、2002年)
- 『「イスラム過激派」をどう見るか』(岩波書店、2002年)
- 『中東情勢のいまを読む』(岩波ブックレット、2003年)
- 『イラクと日本』(集英社新書、2004年)
- 『中東 迷走の百年史』(新潮新書、2004年)
- 『イスラム超過激派 戦慄思想の全貌』(講談社、2005年)
- 『中東がわかる8つのキーワード』(平凡社新書、2005年)
- 『軍産複合体のアメリカ 戦争をやめられない理由』(青灯社、2006年)
- 『イスラム石油戦争』(NTT出版・ライブラリーレゾナント、2006年)
- 『中東イスラーム民族史 競合するアラブ、イラン、トルコ』(中公新書、2006年)
- 『イスラムに負けた米国』(朝日新書、2007年)
- 『イラン -世界の火薬庫』(光文社新書、2007年)
- 『ドバイ発: アラブの挑戦 脱石油戦略は成功するか』(NTT出版、2008年)
- 『人物で読むイスラム世界』(日経プレミア:日本経済新聞出版社、2008年)
- 『紛争の世界地図』(日経プレミア:日本経済新聞社、2009年)
- 『南アジア 世界暴力の発信源』(光文社新書、2009年
- 『イスラム過激派・武闘派全書』(作品社、2009年)
- 『ドバイの憂鬱 湾岸諸国経済の光と影』(PHP新書、2009年)
- 『イスラム世界おもしろ見聞録』(朝日新聞出版、2009年)
- 『中東危機のなかの日本外交 暴走するアメリカとイランの狭間で』(NHKブックス、2010年)
- 『アメリカ・イラン開戦前夜』(PHP新書、2010年)
- 『激変!中東情勢丸わかり』(朝日新書 2011年)
- 『過激派で読む世界地図』(ちくま新書 2011年)
- 『CIAとビンラディン: 「9・11」から10年目の真実』ワニブックス〈plus〉新書 2011
- 『イラン革命防衛隊』武田ランダムハウスジャパン 2011
- 『過激派で読む世界地図』ちくま新書 2011
- 『激変!中東情勢丸わかり』朝日新書 2011
- 『イスラムの世界戦略 コーランと剣 一四〇〇年の拡大の歴史』毎日新聞社 2012
- 『「ユダヤ人とイスラエル」がわかれば「世界の仕組み」が見えてくる』ワニブックス|PLUS|新書 2012
- 『イスラムの人はなぜ日本を尊敬するのか』新潮新書 2013
- 『世界を標的化するイスラム過激派』角川新書 2013