宮崎敬介
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テンプレート:Ambox-mini テンプレート:JIS2004 テンプレート:Infobox 芸術家 宮﨑 敬介(みやざき けいすけ、1970年 - )は、日本の版画家。宮崎 敬介(みやざき けいすけ)とも表記される。
概要
1970年、アニメーターの宮﨑駿と大田朱美の二男として、埼玉県所沢市に生まれた。版画家柄澤齊の作品に感動したことをきっかけに、武蔵野美術大学造形学部在学中に独学で木口木版画を始めた。卒業後は版画家として活動し、木口木版画の制作を続けている。普段は父親が著名なアニメーション監督である事を伏せて創作活動をしているが、一部作品を父の関わった作品に提供した事がある[1]。
人物・家族
父である宮﨑駿は、アニメーション監督として知られている。また、環境デザイナーである兄の宮﨑吾朗もアニメーション監督を務めた。
略歴
- 1970年 埼玉県に生れる。
- 1990年 武蔵野美術大学造形学部空間演出デザイン科入学。
- 1994年 同校卒業。
- 1995年 アニメ映画『耳をすませば』用に「牢獄でヴァイオリンを作る職人」を制作。
- 1996年 木口木版画展「MOONSHINE」(ピンポイントギャラリー)
- 1997年 ザイログラフィア木口木版画7人展(ガレリアグラフィカ)宮崎敬介木口木版画展(加藤京文堂)
- 2000年 木口木版画展「PLANET」(ピンポイントギャラリー)
- 2001年 木口木版画展「wood engraving 放浪時代」(松明堂ギャラリー)
- 2002年 三鷹の森ジブリ美術館展示用に木口木版画を制作。
- 2003年 堀田善衛『路上の人』『聖者の行進』『時代と人間』の表紙版画を制作。木口木版画展「プラネット」(ピンポイントギャラリー)
- 2004年 木口木版画展「calling」(松明堂ギャラリー)
- 2006年 木口木版画展「サイレンス」(ピンポイントギャラリー)
- 2007年 木口木版画・銅版画 宮崎敬介・佐藤妙子展(松明堂ギャラリー)
脚注
- ↑ 『耳をすませば』に登場する本の中の“牢獄でヴァイオリンを作る職人”の挿絵、三鷹市立アニメーション美術館に展示された版画。