宣武区
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宣武区(せんぶく)は中華人民共和国北京市にかつて存在していた市轄区。
地理
北京市中心城区の西南部に位置し、区名は旧北京城の宣武門に由来する。ほぼ宣武門の外側に広がり、北は西城区、東は崇文区、南は豊台区、西は海淀区に接していた。回族の居住地である牛街のモスク牛街礼拝寺、清代の街並みが再現された骨董街琉璃廠、京劇の発祥地である湖広会館、古刹・法源寺、報国寺などの文化遺産を区内に有していた。
歴史
春秋時代は燕の都城である薊城が位置し、北京の雅称である燕京の由来となっている。金中都の遺蹟も所在し政治都市北京の原点でもある。
1950年4月18日、政務院による北京市行政区調整が行われた際、西城区域には7区、9区が設置された。1952年9月の行政改編では崇文区、前門区の一部に改編されている。1958年に前門区が廃止され、その一部が崇文区に編入された。2010年7月1日西城区に統合され、宣武区は廃止された。
行政区画
- 大栅欄街道(面積1.27平方キロメートル、人口5.55万人、郵便番号100051)
- 天橋街道(面積2.07平方キロメートル、人口5.16万人、郵便番号100050)
- 椿樹街道(面積1.09平方キロメートル、人口5.07万人、郵便番号100052)
- 陶然亭街道(面積2.14平方キロメートル、人口6.49万人、郵便番号100052)
- 広安門内街道(面積2.43平方キロメートル、人口8.51万人、郵便番号100053)
- 牛街街道(面積1.44平方キロメートル、人口5.40万人、郵便番号100053)
- 白紙坊街道(面積3.11平方キロメートル、人口8.65万人、郵便番号100054)
- 広安門外街道(面積5.49平方キロメートル、人口8.94万人、郵便番号100053)
友好都市
- テンプレート:Flagicon北区(日本国東京都)
- テンプレート:Flagicon龍山区(大韓民国ソウル市)
- など