安満宮山古墳

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安満宮山古墳(あまみややまこふん)は大阪府高槻市安満御所の町にある高槻市の公園墓地内にある古墳時代初期の遺跡。墓地を拡張するために事前に行った発掘調査によって、下記の貴重な出土品があり、現在「青龍三年の丘」として復元整備され一般に公開されている。

概要

  • 所在地:大阪府高槻市安満御所の町(高槻市公園墓地内)
  • 埋葬者:不明
  • 築造時期:古墳時代前期初頭
  • 墳 形:長方形墳
  • 規 模:全長約20m
  • 埋葬部:構築墓抗(箱形木棺を盛土で積み上げた墓式。)
  • 出土遺物:
    • 青銅鏡5面(の年号「青龍三年(235年)」銘鏡・三角縁神獣鏡をふくむ)
    • ガラス小玉1600個余り
    • 鉄製品(鉄刀・鉄斧)
    • 出土品は一括して国の重要文化財に指定されている。

備考

  • 出土品の中に青龍三年の銘鏡及び三角縁神獣鏡が出土したことから、それらの銅鏡が邪馬台国の女王卑弥呼が魏から贈られた「銅鏡百枚」の一部とする説もある。

交通

JR西日本東海道本線高槻駅から高槻市営バス上成合行きで、磐手橋下車後公園墓地を登って徒歩25分〜30分。ただし、お盆彼岸には市営墓参バスが運転されるため、すぐ横までバスで行ける。

関連項目