宇都井駅
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宇都井駅(うづいえき)は、島根県邑智郡邑南町宇都井下郷にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)三江線の駅。
駅構造
三次方面に向かって左側に単式1面1線のホームを持つ高架駅(停留所)で、浜田鉄道部管理の無人駅である。ホーム及び待合室は地上20mの高さにあり、高さとしては日本一である。しかし、エレベーターやエスカレーター等の昇降機設備は設置されておらず、ホームに上がるには116段の階段を上らなければならない。この特異な構造から、テレビ番組でもたびたび取り上げられている。
この駅構造は、この場所に駅を建設することが決定したものの、山間を縫って走る線路の線形上当該部分では高架にするしかなく、地上に線路を敷設して地上駅を設置することができなかったためである。
階段を上りきったところに待合室がある。地元住民が定期的に掃除しているため室内は大変きれいで、ベンチには座布団も置かれている。ただし自動券売機等の設備はない。階段下、地上部に男女共用のトイレが設置されている。
駅周辺
山の谷間に民家が点在する。三江線と交差する形で県道292号線が通っている。
- 宇都井谷川
- 島根県道292号宇都井阿須那線
- 島根県道294号邑南美郷線
利用状況
2011年度の1日平均の乗車人員は1人である。2004年度は4人、1994年度は9人、1984年度は8人だった。近年の1日平均乗車人員は以下の通りである。
乗車人員推移 | |
---|---|
年度 | 1日平均人数 |
1999 | 3 |
2000 | 2 |
2001 | 2 |
2002 | 3 |
2003 | 4 |
2004 | 4 |
2005 | 3 |
2006 | 1 |
2007 | 2 |
2008 | 0 |
2009 | 0 |
2010 | 0 |
2011 | 1 |
歴史
- 1975年(昭和50年)8月31日 - 三江線の浜原駅 - 口羽駅間延伸により開業。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道が継承。
- 2009年(平成21年) 10月3日 - 同年11月29日までの土曜・休日に限り、449D(当駅17:32発三次行き)を15分停車とした。
- 当駅と伊賀和志駅の発車時刻、口羽駅の到着時刻をそれぞれ15分繰り下げ。
隣の駅
- 西日本旅客鉄道
- テンプレート:Color三江線
備考
関連項目
脚注
- ↑ INAKAイルミ@おおなん2012(邑南町雇用創造推進協議会)
- ↑ INAKAでイルミネーション=島根県邑南町(時事通信 2013年4月20日閲覧)