宇宙艦隊
宇宙艦隊(うちゅうかんたい)は、宇宙空間における戦闘用艦艇で構成される架空の艦隊である。主に宇宙戦艦や宇宙空母、宇宙戦闘機などから成り、宇宙戦争(星間戦争)を扱った様々なSF作品に登場する。
目次
銀河英雄伝説の宇宙艦隊
田中芳樹原作の小説「銀河英雄伝説」や、そのアニメ版に登場する宇宙艦隊。
銀河帝国軍艦隊
ここでは、一部例外を除いて物語開始時のゴールデンバウム王朝銀河帝国の宇宙艦隊を指すものとする。
基本的に銀河帝国皇帝を最高司令官とし、軍務尚書(現役の軍人が就任する)、統帥本部総長、宇宙艦隊司令長官(帝国軍三長官)が皇帝の下で帝国軍、宇宙艦隊の軍政、軍令を統括する。
帝国軍の実質的な主戦力であり、およそ1万から1万5000隻の戦闘艦、輸送艦、工作艦、医療艦等及び、100万から200万人の将兵で一個艦隊が形成される。< 通常、中将を持って一個艦隊司令官とされるが、帝国軍ではその他にも大将が一個艦隊司令官となる場合もある。また、数個艦隊からなる宇宙艦隊の司令官には帝国元帥や上級大将がその任を負う。その他に、一個艦隊に満たない少数艦隊(分艦隊と呼称)の司令官には、准将や少将が就任することが多い。これらの艦隊司令官を、「提督」と称する。
銀河帝国ではおよそ18個艦隊が常備戦力として保持されている他、イゼルローン要塞駐留艦隊(1万5000隻、司令官は大将)等も存在する。
自由惑星同盟軍艦隊
ここでは、一部例外を除いて物語開始時の自由惑星同盟の保有する宇宙艦隊を指すものとする。
自由惑星同盟最高評議会議長を最高司令官とし、国防委員長、統合作戦本部長、宇宙艦隊司令長官が同盟軍、宇宙艦隊の軍政、軍令を統括する。英語による表記は「FREE PLANETS STAR FLEET」。
同盟軍の実質的な主戦力であり、およそ1万から1万5000隻の戦闘艦、輸送艦、工作艦、医療艦等及び、100万から200万人の将兵で一個艦隊が形成される。通常、中将を持って一個艦隊司令官とされる。また、数個艦隊からなる宇宙艦隊群の司令官には元帥や大将がその任を負う。その他に、一個艦隊に満たない少数艦隊(帝国軍と同様に分艦隊と呼称される)の司令官には、准将や少将が就任することが多い。これらの艦隊司令官を「提督」と称する。
自由惑星同盟ではおよそ12個艦隊が常備戦力として保持されている他、各星系警備艦隊等が配備されている。
艦隊名称
- 銀河帝国軍では艦隊の名称に、艦隊司令官の姓を当てはめることが多い。
- 「例:グリンメルスハウゼン艦隊、司令官リヒャルト・フォン・グリンメルスハウゼン中将」
- 自由惑星同盟軍では艦隊の名称に、番号が割り当てられている。
- 「例:第五艦隊、司令官アレクサンドル・ビュコック中将」
- また、例外的に艦隊司令官の姓を当てはめることもある。
- 「例:ヤン艦隊(イゼルローン要塞駐留機動艦隊)、司令官ヤン・ウェンリー大将」
スタートレックの宇宙艦隊
テレビドラマ『スタートレック』シリーズに登場する宇宙艦隊。
概要
宇宙艦隊(Starfleet)は、22世紀(2161年)の惑星連邦設立(成立)と同時に、当時、地球連合の組織であった宇宙艦隊を発展解消、惑星連邦宇宙艦隊として発足した。惑星連邦の宇宙調査、外交、防衛を担う組織である。本部と宇宙艦隊アカデミー(宇宙艦隊の士官学校にあたる)を地球・サンフランシスコに置いている。
「宇宙艦隊に所属する宇宙船とその乗組員は、いかなる社会に対してもその正常な発展への介入を禁止する」という「艦隊の誓い」(en:Prime Directive)は宇宙艦隊と惑星連邦の基本方針である。
スタートレック世界での宇宙艦隊は他の同種の組織とは異なり、惑星連邦防衛という軍隊としての機能の他に、外交や未知宙域の探査、科学調査等の非軍事的な機能も有している。
機構
- 本部 (Starfleet Headquarters)
制服の変更
TOSまではほとんど一種類しか存在しなかったが、映画版やTNGの成功後、制服が何度かリニューアルされた。これら各作品は、劇中年度が前後するとは言え設定が繋がっているため、その流れにもほとんど共通性が見られる。以下の記述では、歴代のシリーズで着用された制服の主なデザインを、時間軸の順に解説する。なお、あるシリーズのある劇中年度の話から、別のシリーズの別の劇中年度の話に行くエピソードの場合、制服のつじつまを別の劇中年度に合わせた展開も見られるが、全てを記すのは複雑なので、ここでは特筆すべき部分(映画11作目や、設定上の矛盾が生じた組み合わせなど)以外は省略した。
また、各シリーズ中には、通常の制服(将官専用の制服を含む)の他に、環境服(宇宙空間での船外任務用の宇宙服)や礼装、戦闘服などといった服装も登場する。
- A
- 青いツナギ。服の周囲に付属物が多いなど、デザインは現代の技術者などが使用するものや、スペースシャトルの乗組員(宇宙飛行士)が宇宙滞在中に船内で着用する服などとあまり変わらない。所属部門を区別する色は、黄(公式にはゴールド)=船長・操縦など指揮系統、赤=機関・保安など技術系統、青=医療・学術など事務系統。両肩の部分に入っているラインの色で所属部門が分かるタイプである。
- 現時点で劇中年度がもっとも古いENT『スタートレック:エンタープライズ』で着用。
- B
- 首周りが黒でなく縦すじの入った所属部門色で、黄=Aと同じ指揮系統、青=Aと逆で技術系統、茶=事務系統。
- 一本目のパイロット版("The Cage")で着用後、TOS「タロス星の幻怪人(前)(後)」の「TOSより10年前」と言及された映像で使用。映画11作目では未着用・未設定。
- C
- Bに似ているが、所属部門色が青と黄のみで赤がない。
- 二本目のパイロット版、すなわちTOS第一話となった「光るめだま」で着用。これも映画11作目では未着用・未設定。
- D
- 上半身はBやCと同じく所属部門色で、首まわりと男性のズボンは黒、女性はミニスカート。所属部門は左胸のマークで区別できる。
- 最初に作られたTOS『宇宙大作戦』およびTOSに忠実なアニメ版『まんが宇宙大作戦』で着用。映画11作目『スター・トレック』も基本は同じだが、布地が宇宙艦隊のマークで埋め尽くされているなど、細部がより凝ったデザインとなっている。
- E
- 所属部門色は水色や白で、肩の階級章やベルトのバックルなど、Dよりアクセントが多い。TOSの制服(D)はパジャマのようなデザインで、映画1作目ではそれを払拭するデザインを目指したが「もっとパジャマみたいになった」とも言われた。
- TOSから10年後の世界を描く映画1作目『スタートレック (映画)』で着用。同映画の部分的な失敗もあって、Eは同映画のみで終わった。
- F
- 全員赤となり(機関部員が機関室にいる時着用するツナギはまったく異なる)、服の合わせが左右非対称。所属部門色はインナーシャツの襟と合わせに使われているが、DやEとはまったく異なる色。映画7作目では若干仕様変更され、Gと同じコムバッヂを使用している。
- 映画1作目から5年後の世界を描く映画2作目『スタートレックII カーンの逆襲』で着用し、作品の成功もあって、映画7作目『スタートレック ジェネレーションズ』のエンタープライズB登場シーンまで着用。またTNGでレギュラーキャラの親や先輩格などが登場するシーンでは、Fが着用されているケースがある。公式設定では、映画7作目とTNGの間は約75年という長い年月となっているので、Fは相当長く着用された制服と言える。
- G
- F以前と比べ大変スマートなデザインになり、肩と腹から下が黒、肩の線と上半身が所属部門色。ただしAやとDと比べ、所属部門色の赤と黄の区別が逆になっている。その理由は劇中設定・制作スタッフとも、2010年現在説明されていない。腹の塗りわけは非対称の三角形。また階級章として首の左に、金色の○と金ぶちの黒丸●が配置された。Fで前述したコムバッヂも(制作年順では)Gが初採用。Gのデザインポリシーは、後のシリーズやデザインでも長く保たれている。
- TNG『新スタートレック』から着用。また後から礼服や将官服も登場した。
- H
- Gのマイナーチェンジ版で、襟は立襟タイプとなり、肩の色線が無くなり、上半身のつなぎ目が正面でなく背中になった(下級士官役のエキストラが着用するものは、Gと同じく、上半身のつなぎ目は前)。上級士官用はツーピース(ジャケット+ズボン)型、下級士官用はジャンプスーツ(ツナギ)型である。
- TNG第3-7シーズンで着用されたが、Hの採用期間中もエキストラがGを着用している場面が見られるほか(エキストラを含めてHタイプの制服に統一されたのは、第4シーズン開始時)、Gの時代にさかのぼるエピソードでは、レギュラーキャラもGに着替えて出演している。
- 将官専用の制服も、TNGの第3シーズンにおいて立襟型に変更されたが、第6シーズンにおいては、更なるマイナーチェンジ版の立襟型の将官専用の制服が登場している。第6シーズンから登場したこの更なるマイナーチェンジ版の立襟型の将官専用の制服は、(TNGの)映画版では『スタートレック ファーストコンタクト』まで、テレビシリーズ版では『DS9』の第6シーズンの序盤まで着用された。
- また、第5シーズンの「謎のタマリアン星人」(第102話。原題:"Darmok")からは、艦長専用ジャケットが登場している。基本的なデザインはHに似ているが、上着には襟がなく、襟から肩までが黒で、下半身は灰色のタートルネックのインナーウェアを上着(ジャケット)の下に着用するタイプとなっている(階級章は、インナーウェアの右襟に付けるタイプ)。
- I
- GとHに似ているが、上半身の色と黒の配置が逆になった、襟元がV字に開いている、コムバッヂの背後に横長の金属板が付いた点などが異なる。また、ヴォイジャー艦内では暫定的に、マキのメンバーに艦隊士官相当の階級を与えたが、階級章は正円でなく長円のデザインで区別している。
- 初登場となったDS9『スタートレック:ディープ・スペース・ナイン』では第1シーズン~第5シーズンの中盤まで着用。TNGのキャラクターは映画7作目『スタートレック ジェネレーションズ』で、HからIへ徐々に着替えていく展開になっている(ただし、同映画のラストシーンまでHを着用したキャラクターもいる。また、ピカード艦長は、同映画の途中でHからIに着替えたものの、ラストシーンでは再びHを着用している)。TNGの後番組であるVOY『スタートレック:ヴォイジャー』は終始Iのままだが、これは劇中設定面では地球から遠く離れた場所(デルタ宇宙域)に飛ばされたことから、Jへの変更を知らないため。製作面では原則としてIをVOYで、Jを映画8-10作目とDS9で使い分けたため。Iを着用した映画は7作目のみである。また、VOYの第5シーズンのエピソード「偽装された地球」(原題:"In The Flesh")に登場した、生命体8472が変身した宇宙艦隊士官たち、ならびに、同じくVOYの第5シーズン最終話と第6シーズン第1話として放送された前後編のクリフハンガーエピソード「異空生命体を呼ぶ者」に登場した、U.S.S.ヴォイジャーをデルタ宇宙域に飛ばした者とは別の「管理者」によって、ヴォイジャーよりも前にデルタ宇宙域に飛ばされていたU.S.S.イクワノックス(ノヴァ級)のクルーなども、このタイプの制服を着用していた。
- J
- 肩は縦線の入った灰色、下はほとんど黒で、所属部門色は、袖に入っているライン、ならびに、上着の下に着用するインナーシャツの色で区別するタイプである。
- (TNGのキャラクターによる)映画シリーズでは、8作目『スタートレック ファーストコンタクト』から10作目『ネメシス/S.T.X』まで着用し、スタートレックに限らずテレビシリーズの映画化作品によくある「劇場での鑑賞にも耐えうる、暗めにしたデザイン」と言える。また、全米で映画『ファーストコンタクト』公開時に第5シーズンを放送していたテレビシリーズのDS9では、『ファーストコンタクト』公開直後に放送された第5シーズン中盤の第108話「預言者シスコ」(原題:"Rapture")においてJタイプの制服に変更となり、以降、最終シーズンの第7シーズンまで着用した。VOYでも、第4シーズン以降において時々登場する地球からのゲスト士官はこれを着用。なお、将官専用の制服は、DS9の第6シーズンの「レジスタンスの苦悩」(第128話)において、新型のものに変更されている。劇中の設定・製作面とも、2010年現在では、もっとも新しい時代で公式着用されている制服である。
- また、映画9作目『スタートレック 叛乱』以降では、礼装も、白を基調とした新型のデザインのものに変更されている。DS9でも、最終シーズンである第7シーズンのエピソード「闇からの指令」(第166話)において、この新型の礼装が登場している。
- K
- 所属部門色が復活、黒でなく色をメインとするなど比較的Dに近いデザインで、胸の部分は黒い波線が横長に入っている。
- TNG最終回で着用、その後、(衣装を流用し)DS9「父と子」、および、VOY最終回で着用。ただし、これらのエピソードは、いずれもタイムパラドックスによる「可能性の未来」の一つであり、作品の正史に添った時間軸ではない。
艦隊に類似した制服
- TNGのウェスリーの服
- 当初は私服だったが、第二シーズンからはG・Hに類似した灰色一色の服を着ている。同じコムバッヂも使用しているが、個人的に模倣したのか、艦隊アカデミー受験生用なのかは不明。第三シーズン末期からは、アカデミーに入学もしていないのにHを着ている。
- 宇宙艦隊アカデミーの制服
- TNG「悲しみのアカデミー卒業式」(メインゲストはウェスリーと、後にVOYでパリス役を射止めるロバート・マクネイル演ずるロカルノ候補生)で初登場。G・Hに似ているが、胸から上が灰色で下が赤。DS9ではノーグもアカデミーに入学したため、比較的長期間これを着ているが、ドミニオン戦争の激化で繰り上げ卒業、Jの黄服となった。また、レッド・スクワッドという特待生部隊が登場し、階級章の位置に赤い特殊なバッヂを着用している。
- ベイジョー艦隊
- キラやエディングトンなどはベイジョー艦隊の士官服を着用している(オドーも使用しているが、体の表面を変形させてそう見せているだけ)。宇宙艦隊のG-Iに近いデザインだが、主な違いは以下の通り。
- デザインモチーフが宇宙艦隊は横分割だが、ベイジョー艦隊は縦分割。
- 所属部門色の事務系統は青でなく灰色。
- 黒い部分が無い。
- コムバッヂはベイジョーの紋章をしており、右胸に付ける。また呼ぶために押した時の音も異なる。
階級
階級章は時代によって異なり、襟章または肩章か袖口の縞模様、あるいは襟と袖の両方で表される。Starfleet Uniformsより、各時代の Ranks を参照。細則はアメリカ海軍と同一である。
- 将官(提督):艦隊司令官、大規模宇宙基地の司令官など。
- 元帥 (Fleet Admiral)
- 時代によっては「宇宙艦隊司令長官たる元帥」(Fleet Admiral serving as Starfleet Commander-in-Chief) とそれ以外の元帥とで階級章などが異なる場合がある。
- 大将 (Admiral)
- 中将 (Vice Admiral)
- 少将 (Rear Admiral)
- 准将 (Commodore)
- 元帥 (Fleet Admiral)
- 佐官:宇宙艦の艦長、宇宙基地の司令官、副長や各部門の責任者など。
- 艦隊指揮大佐・艦隊司令官 (Freet Captain)
- 24世紀中頃には廃止されている佐官の最上級階級(「スタートレックエンサイクロペディア」による)。この階級の士官ではクリストファー・パイク船長やガース船長が有名。
- 大佐 (Captain)
- 中佐 (Commander)
- 少佐 (Lieutenant Commander)
- 艦隊指揮大佐・艦隊司令官 (Freet Captain)
- 尉官
- 大尉 (Lieutenant)
- 中尉 (Lieutenant Junior Grade)
- 少尉 (Ensign)
- 士官候補生 (Cadet)
- 準士官(准尉):階級は低いがベテランで、各部門の責任者になることも。
- 最先任上級兵曹長 (Master Chief Petty Officer)
- 上級兵曹長 (Senior Chief Petty Officer)
- 兵曹長 (Chief Petty Officer)
- 下士官
- 1等兵曹 (Petty Officer 1st Class)
- 2等兵曹 (Petty Officer 2nd Class)
- 3等兵曹 (Petty Officer 3rd Class)
- 乗組員
- 1等乗組員 (Crewman 1st class)
- 2等乗組員 (Crewman 2nd class)
- 3等乗組員 (Crewman 3rd class)
兵曹や乗組員は、それぞれ細分化せず1階級だけの時期もある。
『スタートレック:ヴォイジャー』で前述した元マキのメンバーは階級名の前に「臨時」(Provisional) が付く。
艦隊規則等
- 一般命令第1条(艦隊の誓い)
- 自衛のため以外の武力行使の禁止 。
- ワープ技術を持っていない星への干渉の禁止。
- 内政干渉の禁止。
- 生命体が存在する星への入植禁止。
- 基本的に惑星に上陸したメンバーはその星の政府が定めた法律に従う。
- 異星人と個人的接触を図る際には、艦長の許可を得た上で、ドクターからメディカルチェックを受けなければならない。
- 一般命令第7条
- タロス4番星への接近・上陸の禁止。
- 同第?条
- 永遠の守護者(時の門)への接近・上陸の禁止。
- アルジェロン条約
- 惑星連邦所属の艦隊では遮蔽装置の研究、搭載を禁止(惑星連邦と同盟関係にあるクリンゴンの船には遮蔽装置が搭載されている。なお、例外として、DS9宇宙ステーションに配備されたディファイアント級のU.S.S.ディファイアント:NX-74205のみは、遮蔽装置を搭載している)。
- 亜空間兵器の研究禁止
- セラロン放射線の研究禁止
- オメガ分子の研究禁止
- 非常に強力なエネルギー源ではあるが、リスクが高く、亜空間はもちろん宇宙全体を破壊しかねず、艦長クラス以上の者のみが知ることが許される機密事項である。この分子を感知次第、司令部に報告する義務があり、「オメガ指令」と呼ばれ、艦隊の誓いすら無視してでも遂行しなくてはならない。
- 平常時のワープ速度制限
- 新スタートレックの途中で、ワープ航法が宇宙空間にダメージを与えることが判明、非常事態以外ではワープ速度の上限をワープ5に制限された。なお、イントレピッド級の可変ワープナセル等、後に時空連続体に影響を与えないワープ技術が開発された。