天覧山
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テンプレート:Infobox 山 天覧山(てんらんざん)は、埼玉県飯能市にある山。標高197m。山というよりは丘陵という風情。
概要
天覧山は、山麓にある能仁寺に愛宕権現を祀っていたので、もとは愛宕山と呼ばれた。それが時代を下り、徳川五代将軍綱吉の病気平癒のお礼に、生母桂昌院が十六羅漢の石仏を奉納したので、羅漢山と呼ばれるようになった。それが1883年(明治16年)4月18日に、山麓で行なわれた近衛兵春季小演習を明治天皇がこの山頂から統監したことにより、天覧山と呼ばれるようになり[1]、行幸記念碑が建てられている。 標高は低いが頂上からの眺望はよく、飯能市街が一望できるのはもちろん、奥武蔵・奥多摩の山々のほか、遠く富士山を望むこともできる。史跡や文化財も点在し、春の桜、初夏のツツジ、秋の紅葉など一年を通じ見るものも多く、老若男女に親しまれている。 付近の飯能河原、多峰主山、宮沢湖、巾着田などとあわせたハイキングも楽しい。 飯能駅から登り口まで徒歩約20分、頂上まではそこから20~30分。
天覧山は、同名の日本酒が有る。(五十嵐酒造)
付近の寺社・文化施設
付近の山川
関連書物
脚注
関連項目
外部リンク
- ↑ 宮内庁『明治天皇紀 6』吉川弘文館、1971年