天体カタログ
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天体カタログ(てんたいカタログ、astronomical catalog)とは、ある一定の種類や形態、起源、検出法、発見法に従ってまとめられた天体のリストまたは表である。単にカタログと呼ぶ場合もある。恒星のカタログは特に星表と呼ばれる。通常、天体カタログは掃天観測の成果物として発表されることが多い。
天体カタログに登録された個々の天体はそれらを識別する符号(大抵はカタログの略称+番号)で呼ばれ、カタログの各項目には最低限、その天体の座標が記載されている。これに加えて、天体の明るさや色、視直径、運動に関する情報など、天体の種類に応じた情報が記載される場合もある。
主な天体カタログ
- ヨハン・バイエルのウラノメトリア星図(バイエル符号)
- ジョン・フラムスティードの星表(フラムスティード番号)
- シャルル・メシエのメシエカタログ (M1 - M109)
- ニュージェネラルカタログ(NGC 0001 - NGC 7840、星図上では4桁の数字で表される場合もある)
- インデックスカタログ
- ケンブリッジ電波源カタログ(第一版 (1C)~第八版 (8C) と改訂第三版 (3CR) がある)
- イエール輝星カタログ
- ヘンリー・ドレイパーカタログ
- ヒッパルコスカタログ
- ガイドスターカタログ