DIC (企業)
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(大日本インキから転送)
テンプレート:Infobox DIC株式会社(ディーアイシー、英語表記DIC Corporation、略称DIC)は、東京都中央区に本社を置く化学工業メーカー。主力商品はインク。
概要
印刷インキの世界トップメーカー。国内では東洋インキ製造の後塵を拝していたが、後述のDICグラフィックス社設立により国内においてもトップシェア獲得の見通し。印刷用インキ、有機顔料、合成樹脂材料の他、電子情報材料も扱う。出版するDICカラーガイドは印刷関係で幅広く利用されている。
創業者である川村家3代の収集品が陳列されているDIC川村記念美術館を運営している。また、財団法人川村理化学研究所の研究開発活動を支援している。
2008年(平成20年)4月1日に、商号を大日本インキ化学工業株式会社からDIC株式会社に変更。ディックパレット等の商品名やディックライフテック等の子会社名に見られるように、それまでは社内外で「ディック」という略称が用いられたが、社名変更後は一貫して「ディーアイシー」の読みを使用している。
2009年(平成21年)10月1日、創業事業にして中核事業ながらも収益性の低いインキ部門を分社化。大日本印刷の子会社ザ・インクテック(当時。現DNPファインケミカル)と合弁会社のDICグラフィックス株式会社を設立する。
トピック
2013年10月、同社が保有しDIC川村記念美術館にて展示していたバーネット・ニューマン作の絵画「アンナの光」を売却した。譲渡益は103億円。これは、財務体質の強化を狙った「リキャピタライゼーション(資本と負債の再構成)」の一環で、市場からも評価された。[1]
沿革
- 1908年(明治41年)2月15日 - 「川村インキ製造所」創業。
- 1937年(昭和12年)3月 - 「大日本インキ製造株式会社」設立。
- 1950年(昭和25年)5月 - 東京証券取引所上場。
- 1961年(昭和36年)10月 - 大阪証券取引所、名古屋証券取引所上場。
- 2008年(平成20年)4月1日 - 商号をDIC株式会社(ディーアイシー、英文表記:DIC Corporation)に変更。
- 2009年(平成21年)5月8日 - 大阪証券取引所、名古屋証券取引所上場廃止。
- 2009年(平成21年)10月1日 - インキ事業を分社化、DICグラフィックス(株)設立。
所在地
全国に工場や研究所を持っている。
- 本社 - 東京都千代田区
- 本店、東京工場 - 東京都板橋区
- 千葉工場 - 千葉県市原市
- 北陸工場 - 石川県白山市
- 堺工場 - 大阪府高石市
- 鹿島工場 - 茨城県神栖市
- 四日市工場 - 三重県四日市市
- 滋賀工場 - 滋賀県湖南市
- 小牧工場 - 愛知県小牧市
- 埼玉工場 - 埼玉県北足立郡伊奈町
- 館林工場 - 群馬県館林市
- 総合研究所 - 千葉県佐倉市
関連会社
- DICグラフィックス
- 星光PMC
- DIC化工
- ディーアイシーバイエルポリマー
- ディーエイチ・マテリアル
- DICカラーデザイン
- 日本パッケージング
- DIC北日本ポリマ
- DIC EP
- DICプラスチック
- DICフィルテック
- DICライフテック
- トピック
- DICデコール
- 不二レーベル
- ルネサンス