埼玉県立蕨高等学校

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テンプレート:日本の高等学校 埼玉県立蕨高等学校(さいたまけんりつわらびこうとうがっこう)は、埼玉県蕨市高等学校である。

1957年4月1日に現在の蕨市に仮校舎設立。同年4月15日第一回入学式挙行。この日を開校記念日と定める。

最寄り駅はJR蕨駅で徒歩約20分である。またJR南浦和駅から通う生徒も多く、こちらは徒歩約23分である。学校の周囲は閑静な住宅街に囲まれている。

年々志願者が増えており、2006年度前期入試の倍率が7.57倍、後期入試が2.34倍と、双方とも埼玉県内公立高校普通科の中で一番であった。

教育組織

次の教育組織がある。

  • 全日制
    • 普通科
    • 外国語科

学校行事

  • 全日制
    • 4月 入学式 開校記念日
    • 5月 運動会
    • 6月 芸術鑑賞会
    • 7月 1年臨海学校
    • 9月 文化祭
    • 10月 球技大会 前期終業式 後期始業式 2年修学旅行
    • 11月 強歩大会
    • 12月 3年球技大会
    • 3月 卒業式 1,2年球技大会 終業式

1年次には埼玉県の高校の中でも珍しい行事である臨海学校を2泊3日の日程で千葉県の岩井海岸にて行う。この臨海学校では、3日目に、希望制で約3キロの遠泳を行う。

2年次の修学旅行はその年によって行き先が異なる。日程は3泊4日。

数々ある学校行事の中でも一番の盛り上がりを見せるのが文化祭(通称 蕨高祭:わらこうさい)である。文化祭のオープニングでは校長が大根踊りをするのが伝統となっている。

また、道満グリーンパークで行われる強歩大会では、事前に体育の授業で練習として40分間走を行い、本番では男子24キロ、女子14.4キロという距離を走る。なお時間制限がある。

特色

2学期制、65分授業が基本となっている。県内でも上位の普通科・外国語科があり、入試の倍率は過去5年間トップである。全日制普通科では、2年次まで一部の選択科目(物理か生物か地学、日本史か地理)を除き全員が同じカリキュラムの下で学び、3年次に本格的に理系・文系に分かれる、という基礎学力の向上を目標とした特色あるカリキュラムである。

外国語科があるだけに、英語教育が盛ん。夏休みは1、2年生の希望者を対象としたオーストラリア研修がある。2006年度からSELHiに指定され、ますます英語教育に力を入れている。

校舎の施設等の特色として、廊下がベランダという点がある。校舎はA校舎とB校舎に大きく分けられ、そのうちB校舎では廊下が屋外に存在する。

出身者

報道に対する誤解

2009年11月、幸手市在住の南部地区県立高等学校臨時教諭が、生徒にわいせつな行為をしたとして蕨警察署(管轄は戸田市と蕨市)に逮捕されたとの報道があった。新聞社の中には、本校臨時教諭と誤解されるような報道をした。鈴木学校長(当時)は本校公式ホームページで、無関係であるとの声明を出した。蕨市内には県立高等学校は1校であるが、蕨警察署管内には計3校の県立高校が設置されている。

学校長

本校の学校長出身者が埼玉県高等学校校長協会副会長に就任した例が2回(在職は各1年)ある。

また本校の校長は、昭和60年代以降はすべて本校で定年退職を迎えている(出典 学校要覧 埼玉県立文書館蔵)。定年退職後に、私立の花咲徳栄高等学校大妻女子嵐山高等学校の学校長に就任した例がある。

関連項目

外部リンク