土沢駅
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テンプレート:駅情報 土沢駅(つちざわえき)は、岩手県花巻市東和町土沢にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)釜石線の駅である。
宮沢賢治の童話「銀河鉄道の夜」の始発駅のモデルとなった駅とされている。
駅構造
相対式ホーム2面2線を有する地上駅。互いのホームは構内踏切で連絡している。
ジャスターが業務を受託する業務委託駅で、花巻駅が当駅を管理する。POS端末(営業時間:6時50分 - 12時20分・13時20分 - 16時45分/日祝休業・指定券取扱)、自動券売機(オレンジカード対応)設置。
のりば
1 | テンプレート:Color釜石線(下り) | 遠野・釜石方面 |
2 | テンプレート:Color釜石線(上り) | 花巻・盛岡方面 |
利用状況
乗車人員推移 | |
---|---|
年度 | 一日平均乗車人員 |
2000 | 256 |
2001 | 253 |
2002 | 256 |
2003 | 240 |
2004 | 231 |
2005 | 223 |
2006 | 200 |
2007 | 231 |
2008 | 202 |
2009 | 185 |
2010 | 154 |
2011 | 167 |
2012 | 183 |
2013 | 181 |
駅周辺
- 釜石自動車道東和インターチェンジ
- 県道39号北上東和線
- 県道43号盛岡大迫東和線
- 県道222号土沢停車場線
- 県道284号花巻田瀬線
- 県道286号東和花巻温泉線
- 国道283号
- 国道456号
- 三熊野神社(毎年4月下旬頃に子供の泣き相撲が行われる)
- 花巻市役所 東和総合支所(旧・東和町役場)
- 東和郵便局
- 花巻市立東和中学校
- 土沢商店街
- 萬鉄五郎記念館
- 日高見の霊湯 東和温泉
- フォルクローロいわて東和
- 道の駅とうわ
バス
- 花巻市営バス(東和町総合サービス公社)
- 浮田線 こうもり岩・三坊木方面、土沢小学校前方面
- 山の神線 舞田・山の神方面、土沢小学校前方面
歴史
花巻と釜石を鉄道連絡することを目指して建設された岩手軽便鉄道により、その最初の開業区間の終点の駅として1913年(大正2年)10月25日に開業した。当初は762 mm特殊狭軌の軽便鉄道であった。翌1914年(大正3年)4月16日に隣の晴山駅まで開通して中間駅となった。1936年(昭和11年)8月1日に国有化されて国鉄の駅となり、その後は国鉄標準の1,067 mm軌間への改軌工事が進められた。1943年(昭和18年)9月20日から1,067 mm軌間での運行が開始されている。
年表
- 1913年(大正3年)10月25日 - 岩手軽便鉄道の駅として開業、終点駅。
- 1914年(大正4年)4月16日 - 晴山まで延伸開業して中間駅となる。
- 1936年(昭和11年)8月1日 - 岩手軽便鉄道の国有化により国鉄釜石線の駅となる。
- 1943年(昭和18年)9月20日 - 1,067 mm軌間への改軌工事完成。
- 1944年(昭和19年)10月11日 - 国鉄釜石東線の開業に伴い、所属の路線名が釜石西線に変更となる。
- 1950年(昭和25年)10月10日 - 国鉄釜石線の全通により、再び釜石線の駅となる。
- 1971年(昭和46年)10月1日 - 貨物取扱廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化によりJR東日本の駅となる。
- 1990年(平成2年)11月14日 - 急行陸中3号が当駅で立ち往生。原因は給油忘れによる燃料切れ。
- 1993年(平成5年)10月1日 - CTC化により当直勤務廃止。土沢駅長が廃止され、花巻駅長管理下となる。
- 2013年(平成25年)4月1日 - 業務委託化。
隣の駅
その他
- エスペラントによる、「Brila Rivero(ブリーラ・リヴェーロ:光る川)」という愛称がつけられている。