国府町 (徳島県)
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テンプレート:Infobox 国府町(こくふちょう)は、徳島県名東郡にあった町である。
1967年1月1日に徳島市に編入された。大字は全て「国府町〜」という冠称が付き、全域が国府町と呼ばれる。市内の他の町と同等に扱われることもあるが[1][2]、本来は町に同等なのは国府町内の各大字である。現在の徳島市の地区分けでは、北から北井上地区・南井上地区・国府地区の3地区に分かれる。かつての地区分けでは全域を国府地区とする文献もある[2]。
目次
地理
北縁を流れる吉野川と、その支流で南東縁を流れる飯尾川に挟まれた低地である。
地形
山 | 標高 | 解説 |
---|---|---|
気延山 | 212m | 源義経ゆかりの地。麓には阿波史跡公園がある。 |
辰ヶ山 | 197m | 旧名西郡入田村との境界に位置した山。 |
河川 | 解説 |
---|---|
吉野川 | 四国三郎の名で有名。一級河川。 |
鮎喰川 | 吉野川の支流。 |
飯尾川 | 鮎喰川の支流。 |
西大堀川 | 飯尾川の支流。 |
隣接していた自治体・地区
合併時。ただし、国府町の徳島市編入以来、周辺での合併等はない。
現在の地区と町
人口は徳島市による推計[3](2011年6月)。大字名からは冠称「国府町」を省略。徳島市編入前の大字とは一部相違がある。
地区 | 人口 | 大字 |
---|---|---|
北井上地区 | テンプレート:04,388 | 竜王 芝原 佐野塚 西黒田 東黒田 |
南井上地区 | テンプレート:06,029 | 川原田 東高輪 西高輪 日開 池尻 花園 敷地 井戸 桜間 |
国府地区 | 12,915 | 矢野 西矢野 延命 府中 中 観音寺 早淵 南岩延 和田 北岩延 |
計 | 23,332 |
歴史
年表
- 平安時代 - 加茂郷を、現在の南井上地区(『徳島県史』『阿府志』)または南井上地区~北井上地区(『日本地理志料』)に比定する説がある。
- 1889年[[10月1日|10月テンプレート:01日]] - 町村制施行に伴い、名東郡国府村・北井上村・南井上村・名西郡入田村が成立。
- 1908年テンプレート:0[[7月1日|7月テンプレート:01日]] - 国府村が国府町へ移行。
- 1948年テンプレート:0 - 北井上村のうち吉野川北岸が、板野郡藍園村(現 藍住町)に編入。
- 1953年テンプレート:0 - 昭和の大合併に際し、国府町議会が合併案を発表。3.の1町3村合併案が採用され合併交渉が始まった[2]。
- 徳島市と合併
- 北井上村・南井上村と合併
- 北井上村・南井上村・入田村と合併
- 南井上村・入田村と合併
- 南井上村と合併
- 1955年テンプレート:0[[1月1日|1月テンプレート:01日]] - 名西郡入田村(入田・矢野)が廃止され、入田が徳島市に、矢野が国府町に(国府町矢野がすでにあったため西矢野として)分割編入。
- 1955年テンプレート:0[[2月1日|2月テンプレート:01日]] - 国府町・北井上村・南井上村が合併し、新 国府町が発足。
- 1967年テンプレート:01月テンプレート:01日 - 徳島市に編入。大字名に「国府町」が冠称される。
市町村の変遷
郡 | –1889 | 1889– | 1908– | 1948– | 1955– | 1967– | 地区・郡 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
名東郡 | 祖母ヶ島村 | 藍園村 | 藍住町 | 板野郡 | |||
芝原村 東黒田村 西黒田村 佐野塚村 | 北井上村 | 国府町 (新) |
徳島市 | 北井上地区 | |||
井戸村 花園村 東高輪村 西高輪村 日開村 池尻村 敷地村 川原田村 桜間村 | 南井上村 | 南井上地区 | |||||
観音寺村 府中村 中村 矢野村 延命村 早淵村 和田村 南岩延村 北岩延村 | 国府村 | 国府町(旧) | 国府地区 | ||||
名西郡 | 矢野村 | 入田村(新) | |||||
入田村(旧) | 入田地区 |
交通
鉄道
道路
施設等
教育機関
- 中学校
- 小学校
- 幼稚園
- その他
宗教施設
- 寺
- 神社
史跡・博物館
その他
画像
出身者
現在の(1955年以降の)国府町に相当する場所の出身者を記す。