国家平和発展評議会
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テンプレート:混同 テンプレート:出典の明記 国家平和発展評議会(英語:State Peace and Development Council、略称:SPDC)はミャンマーの軍事政権の最高決定機関。
1988年9月、旧ビルマ軍のクーデターにより国家法秩序回復評議会(State Law and Order Restoration Council、略称:SLORC)が全権を掌握して以来、同国では2011年3月30日まで軍事政権が続いた。このSLORCが1997年11月に改組されたのが国家平和発展評議会である。
SPDC内の序列上位は以下の通り。
- タン・シュエ 議長、上級大将
- マウン・エイ 副議長、上級大将補
- トゥラ・シュエ・マン 国軍統合参謀長、大将
- テイン・セイン 首相、大将
- ティン・アウン・ミン・ウー 第1書記、大将
2010年ミャンマー総選挙後の2011年1月31日にトゥラ・シュエ・マンが下院議長に任命され、2月4日にテイン・セインが大統領に選出された(ティン・アウン・ミン・ウーは副大統領に就任)。同日までにマウン・エイは引退している。テイン・セイン大統領による組閣に伴い、2011年3月30日にSPDCは解散したが、出身者による政権への影響力が保持されるのは確実である。