唐本(とうほん)とは、中国で刊行され、日本に輸入された図書の総称である。
その多くは木版印刷本である。それに対して、主として中華民国以後に出版された近代の活版印刷本は、「中国本」と呼び、唐本とは区別している。
訓点を施されていない漢文の図書のため、漢籍と同義語として扱われることもある。しかし、唐本は漢籍中の、中国で書かれ、または刊行されたものだけに限定された用語である。