向島 (広島県)
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向島(むかいしま)は広島県に属する島。 面積は22.22km²(国土地理院のデータによる)。
行政区分は、全域が尾道市(おのみちし)になっている。以前は島の東側が御調郡向東町(旧 向島東村)、中央部と西側が御調郡向島町(旧 向島西村)であったが、向東町は1970年に、向島町は2005年に尾道市に編入された。
現在でこそひとつの島として形成されているが、かつては七つの島からなるといわれ、実際はもっと多くの島々から成っていた。中世から明治~昭和時代に掛けて、塩田水田開発による干拓埋立てにより徐々に今の形が形成されてきたのであり、明治初期までは向島町と向東町の町境に当たる島の中央部、兼吉~江奥~干汐ですら満潮時には船で往来出来たという。現在でも、このエリアに限らず、満潮時には入り川の奥深くまで潮が上ってくるのが確認できる。
島の北側は住宅が多く、尾道水道の対岸の尾道市街へ通勤・通学する人のため渡船が頻繁に運航されている。
観光地
- 向島洋らんセンター
- 立花自然活用村
- 向島町マリン・ユース・センター
- 国立公園高見山
- 吉原家住宅(国の重要文化財)
- 干汐海水浴場
交通
道路
航路
いずれも尾道市街への渡船。前者が向島側。
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福本渡船(土堂乗り場)
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尾道渡船
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歌戸運航