同和自動車工業
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同和自動車工業株式会社(どうわじどうしゃこうぎょう)は1934年3月26日に創設され、1940年に満州自動車製造株式会社に吸収された自動車会社である。
第一次世界大戦で自動車の軍事的有用性を理解した日本軍が、満州国内の外国車の排斥も視野に入れて、国産車の製造力強化のために設立した国策会社。
主に、乗用車とトラックの製造を行っていたが、当初の目的に及ばず、日本から製造材料を輸入し、組み立てた後に日本に輸出するという現地組立工場(ノックダウン生産)の域を出ないものであった。
満州建国後間もなく、フォード・モーターやゼネラルモーターズ(GM)などのアメリカの大手企業が満洲国内に支店を置いて営業を行い、この二社は乗用車で過半数のシェアを獲得している。
大株主
以上の2社で株式保有比率50%を超過
本社
資本金
620万円(発足当時)
生産能力
1934年(昭和9年)7月28日の満州日報によると、年間製造予定は5,000台であった。 (但し、同社は同年8月上旬からの操業を予定しており、この時点ではあくまでも予定に過ぎない。)