古川俊治
テンプレート:日本の国会議員 古川 俊治(ふるかわ としはる、1963年1月14日 - )は、日本の政治家、医師、弁護士。TMI総合法律事務所アソシエイトで、自由民主党所属の参議院議員(2期)。
慶應義塾大学医学部学内ベンチャーの株式会社GBS研究所代表取締役、慶應義塾大学法科大学院教授(医事法)及び同医学部教授(外科学)を務めている。
来歴・人物
埼玉県岩槻市(現:さいたま市岩槻区)出身。開成中学校・高等学校を経て、慶應義塾大学医学部、慶應義塾大学文学部、慶應義塾大学法学部を卒業する。医師一族の出身で、2007年の第21回参議院議員通常選挙に自民党公認を得て埼玉県選挙区で初当選した。2009年自由民主党総裁選挙では西村康稔の推薦人となった。TRFメンバーで安室奈美恵の元夫のダンサーSAM(サム)はいとこにあたる。
2001年、遺伝子技術を用いたがん治療や脳神経損傷の再生治療実用化を目指す大学発ベンチャーである(株)GBS研究所を設立する。慶應義塾大学病院で、内視鏡下手術支援装置を用いる先端医療手術や遠隔手術などを先導し指導している。テレビ番組でコメンテーターも務める。
2013年の第23回参議院議員通常選挙で再選(埼玉県選挙区史上初の100万票越え)。
活動
公明党批判
2013年の第23回参議院議員通常選挙で、同選挙区で争う公明党新人の矢倉克夫に自民党が推薦を出したことに関して、会見で「最初から最後まで不服だ」、「(公明党を支持する)創価学会は嫌いだ」と反発した。さらに推薦決定の際、自民党幹事長の石破茂に「『過半数を取りたいのは分かるが、小手先だけで政党の本質を忘れていいのか』と話した」と明らかにし、公明党に対しても「人の党の票を分けてくださいという前に、無党派層に訴え掛けろよ、と言いたい」と非難した[1][2]。これに対して、石破は記者会見で「自公協力で与党の態勢が成り立っていることをよく認識しないといけない。置かれた立場で最善を尽くすことを心しなければいけない」と苦言を呈した上で、公明党幹事長の井上義久と会談し「ご迷惑をお掛けして申し訳ない。個人として注意する」と陳謝した[3]。
非嫡出子の戸籍への記載に関して
2013年12月5日の参議院本会議では婚外子の相続分規定改正案が可決されると同時に、民主党などが提出した婚外子の戸籍への記載を無くす戸籍法改正案の採決が行われた。同法案は自民党と日本維新の会の反対により117対118で否決されたが、古川は反対票を投じなかった[4]。
主な所属団体・議員連盟
- 神道政治連盟国会議員懇談会
- 速やかな政策実現を求める有志議員の会
- 国家主権と国益を守るために行動する議員連盟
- 適切な医療を実現する医師国会議員連盟幹事(2011年 - )
- 家族の絆特命委員会 (委員長)
経歴
- 1981年 開成高等学校卒業
- 1987年 慶應義塾大学医学部卒業
- 1989年 同大学医学部外科研修医修了
- 1993年 同大学文学部人間関係学科卒業、同大学医学部外科専修医修了
- 1994年 医学博士(慶應義塾大学)
- 1996年 同大学法学部卒業、33歳で司法試験合格
- 1997年 司法修習生
- 1999年 弁護士登録(東京弁護士会)、TMI総合法律事務所、慶應義塾大学医学部外科助手(医長補佐)・法学部講師(医事法学)
- 2000年 日本外科学会指導医、日本消化器外科学会指導医
- 2001年 株式会社GBS研究所を設立
- 2004年 慶應義塾大学大学院法務研究科助教授、医学部助教授(外科学)
- 2005年 オックスフォード大学ビジネス・スクール修士課程修了(M.B.A.)
- 2007年 慶應義塾大学法科大学院教授・医学部教授(外科学)、参議院議員