円山公園 (京都府)

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枝垂桜 - 2010年
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自由党員・今幡西衛らの尽力によって建てられた坂本龍馬中岡慎太郎の銅像

円山公園(まるやまこうえん)は、京都府京都市東山区にある公園。国の名勝に指定されている。園域は八坂神社知恩院に隣接する。圓山公園とも表記される。「祇園枝垂桜」に代表されるの名所である。

概要

明治維新までは八坂神社(当時は祇園感神院)や円山安養寺の境内の一部であった。明治初年の廃仏毀釈の一環として、1871年(明治4年)に上知令によって土地が政府に没収され、1886年(明治19年)に総面積約9万平方メートルの公園が設けられた。1887年(明治20年)には京都市へ移管され京都市初の都市公園となった。園地計画は武田五一がまとめた。人工鉱泉療養所や貸席がたちならび歓楽境をなしていたが、火災で焼失したあと1912年(大正元年)に小川治兵衛により池泉回遊式日本庭園が作庭され現在の形となった。

1927年(昭和2年)に開堂した円山公園音楽堂は約3,000人を収容可能な屋外ホールとして利用されている。料亭や茶店、旧自由党員・今幡西衛らの尽力によって建てられた坂本龍馬中岡慎太郎の銅像などもある[1]雙林寺西行庵(さいぎょうあん)、芭蕉庵、などの旧跡も多い。過去には乗馬場もあったが現在は廃止されている。

円山公園の枝垂桜は「一重白彼岸枝垂桜」(ひとえしろひがんしだれざくら)という品種で、初代の枝垂桜は1947年(昭和22年)に枯死したため、現在は2代目が植えられている。花見のシーズンにはライトアップが行われ、深夜でも花見客の姿が見られる。しかし、カラスが生ゴミを狙って枝垂桜の枝に止まるため小枝が折れたり、糞害によってダメージを受け花の咲かない枝が生じることが問題となっており、テンプレート:要出典範囲。なお、二条駅前(千本通側)に植えられている枝垂桜は円山公園の枝垂桜3代目である。

交通アクセス

補註

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関連項目

外部リンク

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  1. 『板垣退助君伝記』宇田滄溟著、公文豪校訂、原書房、2009年、24頁