兵庫県立明石北高等学校
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兵庫県立明石北高等学校(ひょうごけんりつ あかしきたこうとうがっこう)は、兵庫県明石市大久保町松陰にある県立高等学校。愛称・略称は「北高」(きたこう)、「明北」(めいほく)。市内では「北高」、音楽部の活動等においては主に「明北」と呼称されることが多い。
概要
- 明石学区(明石市全域。一部、淡路島・神戸市西区の自由学区からの通学も認められている)に属する。市内で3番目に古い県立高校であり、明石学区が総合選抜制に移行される前に設立された最後の高等学校でもある。全日制普通科、及び普通科自然科学コース(41回生より自然科学科に改編)からなり、SSHにも指定されている。
- 県立西宮高校や兵庫高校と並んで県内有数の実績を誇る音楽部や、全国大会優勝実績を持つウエイトリフティング部をはじめとした部活動が盛んである。
- 総合選抜廃止が発表された2006年以降、ホームページの更新が活発となった。専用ブログの開設、スーパーサイエンスハイスクールの指定など、進学指導に力を入れる姿が見られる。
- 総合選抜の廃止に伴って理系クラスが従来に比べて倍増し、進学実績の向上が顕著である。遅れて総合選抜が廃止された西宮学区の市立西宮高校、伊丹川西学区の川西緑台高校、宝塚学区の宝塚北高校でも本校同様の傾向が見られた。とりわけ神戸大学を始めとする国公立大学や、関関同立を始めとする難関私立大学への合格者の伸びは顕著である。2014年春の入試では東京大学1名、京都大学6名、神戸大学21名など国公立大学156名、関関同立303名など。
沿革
- 1972年 - 開校。
- 1975年 - 明石三校(明石・明石南・明石北)において総合選抜制による入学試験実施。
- 1986年 - 理数コース設置。
- 2003年 - 理数コースを自然科学コースへ改編。
- 2004年 - 同窓会館(朔風会館)完成。
- 2008年 - 明石学区総合選抜制廃止に伴い、複数志願制による入学試験実施。
- 2010年 - 文部科学省よりスーパーサイエンスハイスクール(SSH)指定を受ける。
- 2012年 - 自然科学コースを改編し、全県学区の自然科学科設置。
校訓
「自主・協調・創造」
その他、開拓者精神をモットーとしている。
学科
- 自然科学コース(推薦入試・2月)
- 2012年度入試以降
- 自然科学科(推薦入試・2月)
- 普通科(一般入試・3月)
- 総合選抜制入試により入学した36回生以前
- 自然系
- 総合系
- 人文系
- 総合選抜制入試により入学した36回生以前
- 複数志願制入試により入学した37回生より
- 理系
- 文系
- 複数志願制入試により入学した37回生より
SSH
- 平成22年度に文部科学省から平成26年度までの5年間スーパーサイエンスハイスクール(SSH)に指定をされ、毎年11月頃に有名な科学者を呼び科学講演会が行われている。
部活動
- 硬式野球
- ハンドボール(男子・女子)
- サッカー
- ソフトテニス(男子・女子)
- ウェイトリフティング
- 陸上競技
- バレーボール(男子・女子)
- バスケットボール(男子・女子)
- バドミントン(男子・女子)
- 柔道
- 剣道
- 卓球
- 水泳
- 体操
- 空手道
- 音楽
- ESS
- 生物
- 化学
- 天文研究
- 家庭
- 写真
- 書道
- 文芸
- 演劇
- 美術
- 茶華道
- 放送
- パソコン
- 新聞
- 部落問題研究
制服
市内で最初にブレザーを採用。開校当初から30年間以上、女子夏服を除き制服デザインは変更されなかったが、複数志願制初年度の2008年度入学生より、在校生・職員・卒業生などから募ったデザイン案に基づき、男女ともに全面的に新しい制服が採用された。
学校行事
- 4月 入学式、春の遠足(全学年)
- 6月 明北祭(文化祭、2日間)
- 7月 夏季球技大会、夏期補習
- 8月 明北セミナー
- 9月 体育大会
- 11月芸術鑑賞会
- 1月 修学旅行(2年)カルタ大会(1年)
- 2月 卒業式
- 3月 冬季球技大会
交通アクセス
JR山陽本線大久保駅から、神姫バス「高丘7丁目経由天郷行」乗車約6分、バス停「明石北高校前」下車徒歩約3分。