光原伸
テンプレート:Infobox 漫画家 テンプレート:Sidebar with collapsible lists 光原 伸(みつはら しん、1964年1月31日 - )は、日本の漫画家。広島県三原市出身。関西大学法学部卒。本名は原 伸光(はら のぶみつ)。代表作は『週刊少年ジャンプ』(集英社)に連載された『アウターゾーン』。樹崎聖のアシスタントを務めた経験がある。女子プロレスの大ファン。妻は同じく漫画家である浅美裕子。
経歴
1987年、「処刑の密室」で第23回(1月期)ホップ☆ステップ賞佳作を受賞し、同年に「リボルバー・クイーン」が『週刊少年ジャンプ』1987年サマースペシャルに掲載されデビュー。
その後『週刊少年ジャンプ』1989年(平成元年)サマースペシャルに読み切り作品「マジック・セラー 〜ラスト・コール〜」を掲載、これは後の代表作『アウターゾーン』の原型ともいえる作品となる。
『週刊少年ジャンプ』にて、1991年14号より1994年15号まで代表作『アウターゾーン』を連載。全15巻に及ぶ長期連載となり、連載終了後の1995年には小説版(山田隆司著、全1巻)が刊行されている。また、1997年にはジャンプコミックスセレクション版全10巻、2005年には文庫版全10巻が刊行されたほか、コンビニコミックでも刊行されている。
『アウターゾーン』連載終了以降は目立った執筆活動はないものの、集英社の雑誌を中心に作品を発表し続けている。2008年には『アウターゾーン』以来約14年ぶりの新刊『SECTOR COLLAPSE -富士山崩壊-』(監修:小山真人、原作:石黒耀)が刊行された。
2010年には『サムケ』(竹書房)にて浅美裕子との合作『めりこみおじさん』を発表。初の合作作品となる。
2011年10月の『コミック特盛 秋号 怖すぎて禁じられた怪談』(ホーム社発行・集英社発売)から新作『アウターゾーン リ:ビジテッド』の連載を開始した[1]。
主な作品
- リボルバー・クイーン
- 商業誌デビュー作の読み切り作品。『週刊少年ジャンプ』1987年サマースペシャルに掲載。単行本『アウターゾーン』1巻に収録。舞台はラスベガス。ギャンブルに敗れ全てを失った主人公は、彼に残された最後の財産である“命”を賭けてロシアンルーレットに挑む。対戦相手は拳銃の女王(リボルバー・クイーン)と呼ばれる強運の持ち主。連戦無敗の彼女は、なぜ危険なゲームを続けているのか。緊迫した室内に乾いた撃鉄の音が響き続ける。
- マジック・セラー 〜ラスト・コール〜
- 『週刊少年ジャンプ』1989年(平成元年)サマースペシャルに掲載された読み切り作品。単行本『アウターゾーン』2巻に収録。謎の老人「マジック・セラー」が案内人(ホスト)として登場する。彼の商品を買った者は必ず不可思議な体験をすることができるという。この話の主人公である高校生がフリーマーケットで老人から黒電話を購入する。その夜、回線につないでいないはずのその電話が鳴り響き、通話がつながる。相手の女性と話をしてみると、この電話は20年前からかかってきているものだということが判った。彼は不思議に思いながらも相手の女性に惹かれていくのだが……。後に連載作品となる『アウターゾーン』の原型とも言える作品。これが連載にならなかったのは、作者曰く「じじいより美女(ミザリィ)のほうがいいよね?」とのこと。
- アウターゾーン
- 代表作。『週刊少年ジャンプ』で1991年14号より連載され、同年24号で一旦終了。その後、同年51号に第2部として連載が再開され、1994年15号まで連載された。単行本は全15巻、ジャンプコミックスセレクション版全10巻、文庫版全10巻。ジャンルはミステリー、ホラー。パラレルワールドとして存在する不思議な世界・アウターゾーンに巻き込まれた人々の姿を描く。基本的に各話完結で、ほぼ全話を通じて謎の美女ミザリィが案内人として登場する。
- アウターゾーン リビジテッド
- アウターゾーンの続編。
その他の作品
- サランドラの壺(週刊少年ジャンプ 1998年6号)
- 非情の標的(スーパージャンプ 2001年17号)
- 絶対安全サーヴィス会社(オースーパージャンプ 2002年7月号)
- SECTOR COLLAPSE -富士山崩壊-(監修:小山真人、描き下ろし、2008年11月25日) ISBN 978-4-420-22050-7
- ※原作は石黒耀の小説『昼は雲の柱』。単行本は集英社より刊行され、『アウターゾーン』以来約14年ぶりの新刊となった。
- 富士山崩壊(『SECTOR COLLAPSE -富士山崩壊-』の改訂版、2012年7月5日) ISBN 978-4-420-22057-6
- ※浅美裕子との合作。これとは別に単独でイラストも掲載。