佐藤正 (漫画家)

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テンプレート:Infobox 漫画家 テンプレート:Sidebar with collapsible lists 佐藤 正(さとう ただし、1963年1月1日 - )は、日本漫画家宮城県塩竈市出身。代表作は『燃える!お兄さん』。日本テレビ系列でアニメ化もされた。

経歴

コンタロウ新沢基栄の下でアシスタントを経験。1987年週刊少年ジャンプ『燃える!お兄さん』で連載デビュー。人気を博し、アニメやゲームなども制作された。

『燃える!お兄さん』連載終了後、週刊少年ジャンプにて2回連載をするも共に短期で打ち切られる。同誌を離れた後は月刊少年ジャンプMANGAオールマン近代麻雀ゴールドにて活動していた。

文庫版『燃える!お兄さん』を出版後は表立った活動をしていない。

人物

古い物に詳しいらしく、関谷ひさしの『ストップ!にいちゃん』がお気に入りの漫画[1]。その反面、新しい物好きでもあるようで、自身の作品には新型のゲーム機や通産省で開発されていた極限作業ロボットと酷似したロボットなど、その当時の最先端技術が使われた物が度々登場している。

絵柄、作風ともに師の新沢の影響を大きく受けているが、下ネタを滅多に用いなかった新沢とは違い、かなり過激なギャグ・下ネタを得意とする。代表作の『燃える!お兄さん』では差別的、または暴力的な表現も見られ、1990年10月9日に発売された週刊少年ジャンプ第45号掲載の「サイボーグ用務員さんの巻」では、自治労大阪府本部の抗議により掲載号が店頭のみならず、家庭、飲食店などにあるもの全てが回収される事態を引き起こした(掲載号は本誌のマークが入ったシャープペンシルと交換)[2][3]。なお、「サイボーグ用務員さんの巻」は出版社側の提示に基づき、単行本に収録されていない[3]

略歴

作品リスト

連載作品
未来の工場で起きた爆破事故で過去の土にタイムスリップしたロボット『ミランダ リンゴ』が臨時の公務員として、市民を危険から救うSF感動ギャグ。9話でリンゴを破壊に別のアンドロイド『オレンジ』がやって来てバトル路線に変更かと思いきや急遽打ち切りが決まり別の宇宙人によりオレンジが破壊され怒りのあまり殴りこんだリンゴに宇宙人は恐れをなして引き揚げ、地球は守られたとして終了した。
ファミリーものの4コマ漫画。最終回までの分は「デカメーン」に収録(後述参照)。
架空の警察署を舞台とした、刑事もののギャグ漫画。単行本は、元々「メダカの王国」の第7巻(最終巻)として発売される予定だったが、同時期にジャンプオリジナルで連載していた「デカメーン」の方が「メダカの王国」の最終回までの分と比べてページ数を上回っていたため、「デカメーン」をメインとする形で発売したと作者コメントで語っている。
読切作品

脚注・出典

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関連項目

外部リンク

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  1. ジャンプ・コミックス版『燃える!お兄さん』第1巻より
  2. テンプレート:Cite web
  3. 3.0 3.1 『燃える!お兄さん』職業差別事件参照