今治造船
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
今治造船株式会社(いまばりぞうせん)は、愛媛県今治市に本社を置く造船メーカーである。新造船竣工量と造船売上高において、国内トップ[1]を誇る。
事業所及び建造能力
- 本社・今治工場 - 愛媛県今治市小浦町一丁目4番52号
- 第1号船台: L 166m × B 28m
- 第2号船渠: L 211m × B 43m
- 丸亀事業本部 - 香川県丸亀市昭和町30番地
- 第1号船渠: L 270m × B 45m
- 第2号船渠: L 370m × B 57m
- 西条工場 - 愛媛県西条市ひうち7番6号
- L 420m × B 89m
- 広島工場 - 広島県三原市幸崎町能地544番地13[1]</sup>
- 第1号造船船渠 : L 378.0m × B 59.0m
- 第5号造船船渠 : L 350.0m × B 56.0m
- 第1号船渠 : L 250.0m × B 38.0m
- 第2号船渠 : L 300.0m × B 45.0m
- 東京支社 - 東京都千代田区有楽町1丁目5番1号日比谷マリンビル14階
- アムステルダム事務所 - オランダ・アムステルダム
沿革
- 1901年(明治34年) - 創業
- 1942年(昭和17年) - 周辺の造船所を統合し、今治造船株式会社設立。
- 1958年(昭和33年) - 今治本社工場設備完成。
- 1967年(昭和42年) - 東京事務所開設。
- 1970年(昭和45年) - 丸亀工場建設着手。
- 1976年(昭和51年) - 香港代表事務所開設。
- 1982年(昭和57年) - 神戸事務所開設。東京事務所を東京支社に改組。
- 1983年(昭和58年) - 岩城造船をグループ会社化。
- 1986年(昭和61年) - 幸陽船渠をグループ会社化。
- 1993年(平成5年) - 西条工場建設着手。
- 1995年(平成7年) - 神戸事務所閉鎖に伴い、阪神事務所開設。
- 1996年(平成8年) - 今治国際ホテルがオープン。
- 1997年(平成9年) - 1000隻の建造を達成。
- 2001年(平成13年) - ハシゾウをグループ会社化。
- 2005年(平成17年) - 丸亀工場多度津事業部を設立。渡邉造船(現:しまなみ造船)・新笠戸ドックをグループ会社化。
- 2006年(平成18年) - 西条工場の東の工場用地を取得。1500隻の建造を達成。
- 2007年(平成19年) - アムステルダム事務所開設。
- 2008年(平成20年) - 西造船とハシゾウを統合しあいえす造船を設立。
- 2012年(平成24年) - 三菱重工業と低燃費コンテナ船で技術提携。[2]
- 2013年(平成25年) - 三菱重工業と共同出資でLNG運搬船の設計・販売を行う「MI LNGカンパニー」を設立[3]。
- 2014年(平成26年) - 幸陽船渠を吸収し、今治造船 広島工場とする
グループ会社
- あいえす造船
- 岩城造船
- しまなみ造船
- 新笠戸ドック
- オーシャンヨット
- 今治国際ホテル
- サンセットヒルズC.C.
- 満濃ヒルズC.C.
- フォレストヒルズ ゴルフ&リゾート
- 小松ゴルフ場
- 檜垣産業
- 正栄汽船
- MI LNGカンパニー - LNG運搬船の設計・販売事業を行う企業。三菱重工業との共同出資会社で今治造船が49%の株式を保有している。
- スチールハブ[4]
主要建造船
- フェリー「おれんじ7」 - 1994年竣工、四国開発フェリー
- フェリー「おれんじ8」 - 1999年竣工、四国開発フェリー
- タンカー「最上川」 - 2001年竣工、川崎汽船
- フェリー「おれんじホープ」 - 2005年竣工、四国開発フェリー
- LNGタンカー「TRINITY ARROW」 - 2008年竣工、川崎汽船
脚注
- ↑ 東洋経済新報社「会社四季報業界地図2008年版」
- ↑ 三菱重工と今治造船、低燃費コンテナ船で提携 - 日本経済新聞(2012年5月29日)、2012年10月28日閲覧。
- ↑ 三菱重工、今治造船とLNG船の新会社 - 日本経済新聞(2013年3月25日)、2013年3月27日閲覧。
- ↑ テンプレート:Cite web