今橋映子
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今橋 映子(いまはし えいこ、1961年10月9日 - )は、日本の比較文化学者。東京大学教授。東京生まれ。
パリをめぐる多様な芸術的表象を読み解く著作で知られる。近年は写真評論に力を入れている。
略歴
- 学習院女子高等科卒
- 1984年 学習院大学仏文科卒業後、会社勤務
- 1985年 東京大学大学院比較文学比較文化専攻課程入学
- 1989年 - 1990年 パリ第4大学留学
- 1992年 東京大学博士(学術)号取得 論文の題は「異都憧憬 -日本人のパリ」[1]。
- 1993年 筑波大学専任講師
- 1994年 博士論文を基にした『異都憧憬日本人のパリ』(1993年)でサントリー学芸賞、渋沢・クローデル特別賞受賞
- 1998年 東京大学総合文化研究科助教授
- 2007年 同准教授
- 2010年8月 同教授
著書
単著
- 『異都憧憬日本人のパリ』(柏書房、1993年、のち平凡社ライブラリー、2001) ISBN 4760110178
- 『パリ・貧困と街路の詩学 1930年代外国人芸術家たち』(都市出版、1998) ISBN 4924831689
- 『〈パリ写真〉の世紀』(白水社、2003) ISBN 4560038945
- 『ブラッサイ パリの越境者』(白水社、2007)
- 『フォト・リテラシー 報道写真と読む倫理』(中公新書、2008)
編著
- 『金子光晴旅の形象 アジア・ヨーロッパ放浪の画集』(平凡社、1997)
- 『展覧会カタログの愉しみ』 (東京大学出版会、2003) ISBN 4130830368
- 『都市と郊外 リーディングズ 比較文化論への通路』(NTT出版、2004) ISBN 4757140762
関連項目
脚注
- ↑ 博士論文書誌データベース