マックイーンの絶対の危機
テンプレート:Infobox Film 『マックイーンの絶対の危機(ピンチ)』(The Blob)は、スティーブ・マックイーン主演のSF映画。TV放送時のタイトルは『マックィーンの人喰いアメーバの恐怖』。製作は1958年、日本での公開は1964年。日本公開の際の同時上映作品は『最後の海底巨獣』(監督:アーヴィン・S・イヤワース・ジュニア)。
1972年には『人食いアメーバの恐怖 No.2』(Beware! The Blob)という続編(ホラーコメディ)が、また1988年には『ブロブ/宇宙からの不明物体』としてリメイク版も製作されている。2006年、パラマウント映画はスコット・ルーディン製作による再リメイク版を製作すると発表した。2007年公開予定で、『蝋人形の館』の脚本家キャリー・ヘイズ(Carey Hayes)とチャド・ヘイズ(Chad Hayes)が脚本を担当している。
内容
アメリカの田舎町に落ちた隕石には粘菌状の宇宙生物が付着していた。老人が森で見つけ、触るとくっつく。その塊(blob「ふにゃふにゃした物体」)はあたりの生物を捕食して増殖していく。スティーヴが医者まで連れて行くが、ハレン先生も犠牲になる。ガールフレンドと警察に話しても信じてもらえない。互いに家を抜け出して追いかけるが、襲われる瞬間、子犬の方が犠牲になる。映画館の友人を呼び出して警告を町に発する。信じてもらえないが、今度は映画館に現れる。二酸化炭素を使う消化器を探すが、ガールフレンドの父親が校長をする学校にあるという。凍った塊を空軍が北極まで運ぶ。「生きているが凍っている」というのにスティーヴは「北極が寒い限りはね」。THE ENDの後に?マーク。
キャスト
役名 | 俳優 | 日本語吹き替え | ||
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日本テレビ版 | フジテレビ版 | |||
スティーヴ・アンドリュース | スティーブ・マックイーン | 伊武雅刀 | 宮部昭夫 | |
ジェーン・マーティン | アニタ・コルシオ | 水沢有美 | 鷲尾真知子 | |
デイヴ警部補 | アール・ロウ | 森川公也 | 小林修 | |
リッチー | ジョージ・カラス | 嶋俊介 | ||
バート | ジョン・ベンソン | 青野武 | ||
ハーラン医師 | スティーヴン・チェイス | 真木恭介 | ||
トニー | ロバート・フィールズ | 納谷六朗 | ||
アル | アンソニー・フランク | 野田圭一 | ||
ムーチ | ジェームズ・ボネット | 田中亮一 | ||
老人 | オーリン・ハウリン |
- 日本テレビ版 - 初放送1972年7月19日 『水曜ロードショー』 ※90分枠。デジタル・リマスター版DVDに収録
- 演出:本田保則、翻訳:宇津木道子、製作:東北新社
- フジテレビ版 - 初放送1976年1月30日 『ゴールデン洋画劇場』
補記
本来ならば50年代に乱作された低予算B級SFであるが、無名時代のマックイーンが主演していたということで注目を浴び、製作から8年遅れで『大脱走』の後に公開された。この映画の主題歌は、「映画の公開を待たずに死んでしまったバーニー・ニー(Bernie Nee)率いるザ・ファイブ・ブロブズ("The Five Blobs")による歌と演奏である」と言われていたが、実際には作曲したバート・バカラックが歌と全ての楽器の演奏を多重録音したものである。
大スタースティーブ・マックイーンの初主演作である本作品の公開当時関東・関西とそれぞれ別柄で製作・配布された宣伝チラシは現在コレクターの間で人気が高く、オークションなどでプレミア価格で取引されている。