京都府立医科大学
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テンプレート:Infobox 京都府立医科大学(きょうとふりついかだいがく、テンプレート:Lang-en)は、京都府京都市上京区河原町通広小路上る梶井町465に本部を置く日本の公立大学である。1921年に設置された。大学の略称は府立医大。
目次
沿革
- 1872年 - 京都東山の山麓、粟田口青蓮院(天台三門跡の一つ)内に仮療病院を開設
- 1880年 - 現在地の上京区河原町通広小路上ル梶井町の梶井門跡(同じく天台三門跡の一つ)跡地に療病院を移転
- 1903年 - 専門学校令による京都府立医学専門学校となる
- 1921年 - 大学令による京都府立医科大学を設置
- 1952年 - 学校教育法による新制京都府立医科大学となる
- 1982年 - 日本初の大学病院併設型小児専門病院である小児疾患研究施設(愛称・京都府こども病院)が設立される。
- 2002年 - 医療技術短期大学部を医学部看護学科に改組
- 2007年 - 大学院医学研究科と保健看護研究科を開設
- 2008年 - 設置者を京都府立大学と共に京都府公立大学法人へ移行
教育および研究
組織
学部
- 医学部
- 医学科
- 看護学科
大学院
- 医学研究科
- 保健看護学研究科
キャンパス
- 河原町キャンパス(本部、医学部医学科専門教育)
- 京都市上京区河原町通広小路上る梶井町465
- 広小路キャンパス(医学部看護学科)
- 京都市上京区清和院口寺町東入中御霊町410(上京区広小路通河原町西入る)
- 花園キャンパス(医学部医学科教養教育)
- 京都市北区大将軍西鷹司町13
学園祭
トリアス祭と呼ばれる学園祭が例年、創立記念日の11月1日前後に行われる。 主に医学科4回生と看護科2回生から組織されるトリアス祭実行委員会によって主催される。
大学関係者と組織
大学関係者一覧
主な関連病院
- 京都市内
- 南部
- 北部
論文をめぐる疑義
- 同医大の松原弘明教授を中心とする研究チームが、降圧剤「バルサルタン」に関する論文3通を2009年から2012年にかけて、臨床研究を経て発表したが、この論文について日本循環器学会が「重大な問題がある」として疑義を表明し撤回。大学側は捏造であることは否定したものの、2013年3月1日付で検証チームを発足させると共に、松原教授が辞任した[1][2]。その後、松原の研究チームが2011年から2012年にかけ海外の専門誌に発表した論文3本について、全面的に撤回されていたことが判明し、多数の患者を対象とした大規模臨床研究の結果が全く後世に残らない結果となった[3]。
- また、この問題に関連し、製薬会社・ノバルティスファーマの社員が身分を隠して臨床研究に参加し、論文作成にも関与していたことが明らかとなり、これを受け同大学は同年5月23日に、ノバルティスファーマとの取引を停止した[4]。
関連項目
外部リンク
脚注
- ↑ 京都府立医大:降圧剤論文で検証チーム設置へ 毎日新聞 2013年3月2日
- ↑ 「Kyoto Heart Study」に係る研究発表論文に関する対応について 京都府立医科大学ニュースリリース 2013年3月2日
- ↑ 京都府立医大元教授の論文不正疑惑:松原元教授チーム、降圧剤の全論文を撤回 大規模臨床で異例 毎日新聞 2013年4月20日
- ↑ 京都府立医大:「ノバルティスファーマ」社と取引停止 毎日新聞 2013年5月24日